いつでも使えることに意味があるPhotoShareのようなサービス


iPhoneのカメラ機能をトコトン楽しめる画像共有サービス「Big Canvas PhotoShare」 - 日経トレンディネット

前に紹介記事()を書いたPhotoShareの記事。記事中ではiPod touchでは(閲覧のみ)となっていますが、投稿はカメラだけでなく本体写真アプリ内の画像も投稿可能であることから、iTunesからの画像取り込み、もしくはiPod touch上のSafariでウェブ上の画像保存などの手段を利用すれば、不便ではあるものの画像の投稿も十分可能です。



こういうサービスがでてきて思うのは、たとえばダイヤルアップ時代のネットのように限られた時間内でしか利用できない環境のときと常時接続になった後のいつでも気の向いたときに自由に利用できる環境のときでは、同じことが可能だとしてもそれが持つ意味はかなり違うということ。

例えば、日常生活で何か分からない事があったら、PCなり携帯なりを使って検索して意味を調べるってことをごく普通に行うようになってると思うのですが、これがいちいちダイヤルアップしてネット接続し、時間を気にしながら使わなければ駄目だとしたら面倒でやらない人も多いのではないでしょうか。

常時接続でいつでも時間を気にせずにPCでネットを利用できたり、どこでもすぐにネットに繋がる携帯電話のような環境ができたからこそ、みんなごく普通に検索で何かを調べるなんて行為が広がる。この、いつでもできるか、それとも何らかの敷居が在るかってのの違いは案外大きくて、いつでもできるようになると、今まであったようなサービスでもそれまでとは全く違う使われ方をするようになるなんてことがよくあります。



写真共有について考えても、今一番手軽なのはやはり携帯電話についてるデジカメで写真を撮影し、それをメールなどで知人に送る、というスタイルだと思うのですが、PhotoShareのようなサービスだとそれとほぼ同じくらいの手間で大勢の人に向けた写真共有が簡単にできてしまいます。もちろんiPhoneを使えば、3G回線かWi-fi環境があるところならどこでも利用可能なので、日常生活の大半のシチュエーションでこれを利用することができます。



だから、PhotoShareを見てるとあらゆるシチュエーションの写真がアップされてて、最初は自分や風景、記念撮影みたいな写真が多かったのが、だんだんと日常生活の一部をパッと撮影してアップするというフォトログ的な使われ方が増えてきてるように見えます。

例えば、今何を食べてるか?という食事内容であったり、ここにいるよ!という場所だったり(iPhoneの場合、地図アプリ+GPSで見た地図上の自分の位置をそのままスクリーンショットで保存してアップなんてのが簡単に可能)、リアルタイムに参加しているイベントなどの様子だったりと、多くの人達の今が写真という形で見えてきます。



いつでも簡単に目の前の光景をアップ可能ってのは、iPhoneでいつでもネット+カメラが利用可能になって初めて実現する環境。iPod touchを使って参加してると、一応参加はできるものの、この「iPhoneだけでいつでも利用可能!」って部分が非常にうらやましく思います。(今は、携帯デジカメで撮影→メールではてなfotolifeにアップ→iPod touch上のSafariで画像保存→PhotoShareで投稿という手順)