過去へのアクセス


ブログで記事を書いてたり、ニュースサイトをやってたりすると、ある記事や話題を取り上げて自分のサイト(ブログ・ニュースサイトなど)で記事にする場合、元記事がいつの話か?という問題があります。



単なるニュース紹介系の場合には、元記事をいかに早く紹介するかという速報性が重要視されます。同じ話題を紹介するのなら、早くに紹介した方が価値があるという。



一方、ただ元記事や話題を紹介するだけじゃなくて、自分の感想や考察を加えた記事を書く場合は、単なるニュース紹介のときよりは速報性は求められません。もちろん、その話題が盛り上がってるうちに取り上げた方が多くのアクセスが得られますが、元記事・話題から発展して、オリジナル部分をもつ内容が書かれた記事はその記事単体でも見るべき内容を含むので、それほど時間に縛られなくなります。

同じ記事や話題を取り上げるのでも、考察やまとめに関してはある程度いろいろな意見が出てからの方が盛り上がるってことも。



webを見てると、たまに古い記事をソーシャルブックマークしたり、ブログで取り上げたりすることに抵抗を持ってる人を見かけますが、そんなの全然気にすることじゃなくて、自分がその記事に気づいたときにブックマークなりブログに取り上げるなり好きにすればいいと思う。


たぶん、気にしてるってのは「こんな古い記事をいまさら・・・」「古い記事に言及したって気づいてもらえないかも」って辺りなんだと思うけど、Webの面白い所は過去の記事もアーカイブとしてちゃんと残されているから、なにかのきっかけで古い記事が発掘されて話題になるってことがありうるところなんじゃないかな?

言及したのに気づいてもらえるかどうかってのは、新しい記事に言及したときだってそうだし、自分がその記事から何かを得たのなら、それを記しておくことで他の誰かもその記事にたどり着くことができるかもしれない、そんな道筋を残せるってだけで十分だと思う。



他のメディアではなかなか味わえない速報性ってのもネットの魅力の一つだけど、もう一方で他のメディアでは簡単に言及できない古い情報もWeb上に残ってる限りはアクセスできるというアーカイブの魅力もまたネットの魅力。気になる記事があったら、古い記事でもどんどん紹介していったらいいと思う。