「あなたと違うんです」「いいえ、ケフィアです」


「いいえ、ケフィアです」「○○はわしが育てた」--印象に残るネットの「ガイドライン」ベスト30:マーケティング - CNET Japan」を読んで。


2chニコニコ動画などを発端として、誤字や誤用、印象に残るフレーズなんかがあっという間に流行るってのは、ここ数年よく見られるようになった現象で、そんなフレーズのベスト30を紹介した記事。

どっかで流行のフレーズが生まれると、それをあちこちで使う人が出てくるので、あれよあれよという間にネット中に伝播していきます。また、伝播していくうちに伝言ゲームみたいにだんだん内容が変わっていったり、進化?してっちゃうフレーズもあったり。



最近だと、福田首相の辞任記者会見中で出た「あなたと違うんです」辺りが流行ってます。

記者会見が9月1日だというのに、翌2日には「福田首相「あなたとは違うんです」Tシャツ発売−反応は上々 - シブヤ経済新聞」にあるように、その発言をもじったTシャツが発売されてしまうほどのネットの反応速度の速さはある意味異常です・・・。



これらの言葉がどんな風にネット上で使われてるのかというと、紹介元の記事中ランキングで一位は「いいえ、ケフィアです。」になってて、はてなキーワードによると

やずやの「千年ケフィア」のCMコピー。 その強引さと耳残りの長さから、 ふっとしたときにつぶやいてしまう人が多いもよう。

という元ネタから流行ったもの。


その「千年ケフィア」のCMはこれ。

それの用法はこんな感じ。

ありとあらゆるネタに返せる万能フレーズw


しかも、この記事が出たからか、たまたまの偶然なのかは分かりませんが、mixiの足あとに出てるバナー広告がどっちも「千年ケフィア」になってるというタイミングの良さw



こうした言葉が流行る理由には、ちょっとしたネット上での言葉のやりとりの中で、ついポロッと言ってしまえるような、なんにでも強引にオチを付けてしまうようなフレーズがネタとして使いやすいってのがあって、一旦流行りだすと流行りだした場所だけではなく、ネット上のあらゆるサイトへと広がって使われて行くのが特徴。



こういうフレーズは、知らない人は全然知らないので、ネット上ならいざ知らず、日常生活で使うときは知ってそうな相手だけにしておくのが無難でしょう。使いたくなっちゃう気持ちも分からなくはないけどね(苦笑)



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