消えゆくフロッピーディスク


三菱化学、3.5インチフロッピーの販売を終了」を読んで。

三菱化学メディア株式会社は2日、3.5インチFD(フロッピーディスク)を2009年3月末で販売終了すると発表した。原料の磁気ディスクが生産を終了したため。同社は、供給継続の方向性を模索したが、今後の安定的な供給が困難であると判断。販売終了を決定した。

フロッピーディスクドライブを搭載していないパソコンということで話題になったiMacの登場からまだ10年ほどしか経っていませんが、フロッピーディスクも消え行く時代に入ったようです。



フロッピーディスクと言えば3.5インチな人も多いのでしょうが、私が最初にフロッピーディスクを使いだしたのは、20年ちょっと前の8ビットPC全盛期で、データ保存用の媒体がカセットテープからフロッピーディスクへと変わりつつある時期でした。サイズは5.25インチで、磁気ディスクを薄いプラスチックケースで囲っただけのぺらぺらな奴でした。

容量はたしか320kBくらいで、一番最初に購入したディスクは10枚で3万円とかだったような(高ッ!!)。その後はものすごい勢いでディスクの値段は下がり、数年後には10枚数百円くらいになってましたが。



今は、小容量のデータのやりとりはUSBメモリースティックが主流ですし、データ保存にはCD-RやDVD-Rがあります。ネットに常時接続してるのも当たり前な状況になってきたので、今後はネット経由で直接データをやりとりするのも普及するでしょう。

フロッピーディスクのシーク音(5.25インチだとガーガガーガッみたいな音)で、何のデータを保存してるディスクか判断できたなんて懐かしい時代を知ってる人にはちょっとしんみりする話でした。