「見る事ができる状態にある」と「見せる」は違う


Myはてなアンテナの機能変更と開発方針について - はてなの日記 - 機能変更、お知らせなど」を呼んで。


ここ最近はてなをにぎわしていた、Myはてなアンテナにおいて時刻表示が一覧表示で見えるようになっていたことへの違和感を訴えるユーザーが居て、機能変更に至ったという話題。

このMyはてなアンテナにおいて、はてなサービス内における自分の活動時間がしっかり分かる形で一覧表示されていたというのは、元々公開されているRSSを見れば各ブックマークの時間まで詳細に分かる形で記録されていたのを、htmlページで分かりやすく一覧表示で見える様にした、というもので、この辺に感じる温度差が今回の騒動になったという。



RSSでブックマークなどの記録時間が公開されていて、見ようと思えば誰でもそれを見られるってのは知ってるけれど、その件と普通にクリックでたどり着けるページで自分が意図していないのに活動時間が一覧表示されているというのは、感覚的に一緒ではない。(RSSへのリンクをクリックすれば見られる、という指摘もあるだろうが、そういう意味ではなく。)



はてなのサービス(に限った話でもなくネット上のサービス全般的な話だが)を利用して、ブックマークやコメント、ブログ更新などの時間が記録され、その活動時間情報がRSSで公開されていることは知っているし、あえてそれを削除せよ、とか隠してくれ、とかは思わない。活動時間を人に知られたくないのなら、それが記録されないサービスを利用するとか、自分を自分と知られずにひっそり活動するか、そもそも活動しないか、そういう方法を取るしか無い。



そういう根本的な部分とは別に、例えば自分のブログにおいて何を表示するかという点において、更新日時は表示するけれども、細かい更新時間までは表示しようとは思わない。それは、その更新時間という情報を表示することに自分としては意味や必要性を感じないから。

今回のMyはてなアンテナの表示問題については、自分の活動状況をプロフィールなどの形で表示することに関して言えばまずはどのサービスの活動状況を見えるようにするかユーザーに選択させて欲しいし、それに加えて時刻表示もオンオフにできるなどの選択肢が欲しい、と感じた。



「知ろうと思えばRSSを見れば更新時間や活動状況を知る事ができる」ということを知っていたとしても、自分で表示内容を選択できる部分においては更新時間や活動状況を事細かに表示しようとは思わないし、その選択権はユーザーにあってもいいと思う。プライベートか公開かで両極端に設定するのではなく、ある程度公開範囲を指定出来るという形で。

これは危機管理からというのではなく、あえて見せたいとは思っていないもの(更新時間)をできるならば表示したくない、という心理から。



はてなサービスにおける活動時間はRSSに記録、公開されているから誰にでも見える」、故に今回のMyはてなアンテナの時刻表示を気にするのはナンセンス、ってのはもっともな言い分なのですが、世の中、表面上でも隠しておきたいって人もいっぱいいるんです。これは、「隠す」ってよりかは「あえて表示させてアピールする意味が分からない」と言う方が分かりやすいでしょうか。