自分の知らない何かに出会いにいくために

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。」を読んで。


視野を広げるってことの難しさ。



例えば、ネットで毎日いろんな記事を読んでて、じゃあこれは視野を広げてるのか?と言われると、基本、自分が興味あるキーワードが入ってる記事を選んで読んでいる訳で、自分の興味のカテゴリーの枠に収まってることに。


では、どうやって視野を広げればいいんだろう?


視野を広げるってのは、自分の今の視野の範囲をじわじわと拡大していくってのと、全然違う場所を視野に入れていくという二つの広げ方があると思う。



前者は自分がいつも見ている視野の中にあるものを見つつ、そこから広がりを見せそうな何かが現れたら、それを追いかけてって自分の視野の範囲を少しずつ拡大していくという。

ある映画が好きだったとして、そこに出てくるある俳優に注目して他の出演作を見てみる、とか、監督に注目してその監督が作った他の映画も見てみるとか。そうやって見た他の映画も気に入って、今度はそのジャンルの有名作を片っ端から見てみる、とか。



後者の全然違う場所を視野に入れていく、ってのは、自分一人だと難しい。そもそも視野に入ってない部分は自分から見る事がなく、興味がないから。

これに関して考えうる拡大策は、誰か他の人が好きなモノを語ってもらって、自分がそれに興味を持てるか考えてみる、とか。他人のつぶやきで溢れるtwitterのタイムラインから何か心に響くものがドンブラコドンブラコ流れてこないか、ぼーっと眺めてみるとか。


そもそも視野が広いってのがいいことなんだろうか?

自分の視野に見えてるものを深く追求するって生き方もアリ、というか普通の人はそんなに積極的に視野を広めようなんては考えてない様な気がするけれども。



視野を広げたいと思う気持ちはどこからくるのか。



自分が普段見ないどこかに何かまだ気づいていない面白いものがあるかもしれない?



まだ自分の人生に登場していない、運命の何かと出会えるかもしれない?




ネットが登場して。


いままでは見ることが出来なかったいろんな事柄を見る事ができるようになって。


世の中、こんなに興味を持てるいろんな事があるんだってことに気づいた。


まだまだ知らない事がいっぱいあるってことも分かった。




大きく視野を広げられる環境が手に入ったのだから、後は自分の意気込み次第。いろんなことへの視野を広げて、自分の人生の先を切り開けたらなあ、と。