自分に使える時間が限られていることに気づかせてくれた85円
ちょうど一年くらい前に「自由時間で何ができるだろう? - 北の大地から送る物欲日記」なんてエントリを書きました。
自分が自由になる時間で何をしてるんだろう? それを何かに使ってみたら、一つの事にハマったらどんなものか? そんなことを考えながら書いたのですが、特に時間の使い方を強く意識することもなく過ぎ去って行く日々。
記録しないと気づかない
今日、休憩時間にwebを眺めてたらiPhoneで自分が何に時間を使っているかを記録できるアプリ「Timenote」が紹介されてるエントリに流れ着きました。
時間トラッキングアプリの大本命、Timenoteが登場 | Lifehacking.jp
エントリの説明を見て、よく出来たアプリだと感じたので、さっそくダウンロードして自分のiPhone4Sにインストール。紹介だと\115のアプリでしたが、iPhoneアプリは円高還元だかでちょっと前に値下がりしてて\85に。
「Timenote」は、あらかじめ自分がどういう行動をしてるかを記録する分類を作っておいて、後はそれをぽんぽんと押してリアルタイムに記録したり、後から行動を思い出して記録したりという使い方のようです。
毎日の行動を思い出しながら分類を作っていくと18個の分類ができました。
そして、「Timenote」では、それぞれの分類に対して、目標を設定できます。
自分の持つすべての時間、1日24時間を100%としたとき、その分類の行動を何%以上、もしくは何%以下、なし、で目標設定できます。
上の画像で載せた分類、「読書」を4%以上に目標設定すると、その目標の割合4%の時間がどれくらいにあたるかが一目で分かる様になっています。この場合だと、1日あたり(58分)、30日あたり(28時間48分)、365日あたり(350時間24分)というように。
分類に目標を設定しようとして気づいたこと
私がとりあえず思い付いて作った分類は「テレビ」「relax」「計画」「ブログ」「web_m」「web」「睡眠」「衛生」「食事」「仕事」「移動」「運動」「読書」「ゲーム」「買い物」「団らん」「交流」「コミュ」の18種類。
これを大雑把にくくって優先度の高い順にみてみると、
- 絶対に必要な行動
「睡眠」「衛生」「食事」「仕事」「移動」
- できればやりたい行動
「計画」「ブログ」「運動」「読書」「交流」「団らん」「コミュ」
- 優先度が低い行動
「relax」「web_m」「web」「ゲーム」「買い物」
- やらなくても構わない行動
「テレビ」
次に、優先度が高い順に目標となる数値を設定していく作業です。
まずは絶対に必要な行動から。
- 「睡眠」:25% 6時間/日
- 「衛生」:2% 29分/日
- 「食事」:5% 1時間12分/日
- 「仕事」:30% 7時間12分/日
- 「移動」:5% 1時間12分/日
(ここまで計67% 16時間5分)
続いて、できればやりたい行動。
- 「計画」:2% 29分/日
- 「ブログ」:5% 1時間12分/日
- 「運動」:5% 1時間12分/日
- 「読書」:8% 1時間56分/日
- 「交流」:2% 29分/日
- 「団らん」:4% 58分/日
- 「コミュ」:4% 58分/日
そして、優先度が低い行動を。
- 「Relax」:2% 29分/日
- 「web_m」:2% 29分/日
・・・っと、ここで「Timenote」が「もうお前が使える100%の時間を超えてしまったぜ!」とエラーを。
おおおお、これではネット見たりゲームしたりする時間が!
実際に使える時間を意識しないと分からないこと
今回のように、自分がやりたいことを分類し、それぞれをどれくらいの時間やりたいかを割り振ってみると、実際に自分でやりたいことは沢山あっても、優先度が低くなるとほとんど割り当てる時間が残っていないことに気づきます。
頭では分かってても、実際にこうやって確認してみないとなかなか実感できないし、実感できても、その行動を意識しながら生活していかないと、あっという間に楽な行動、ついやってしまう行動にばかり時間をかけてしまって、肝心の優先したい行動にまで時間が廻らないなんてことに。
今回の「Timenote」アプリの設定をいじりながら、その辺に改めて気づかされたので、それぞれの時間の使い方配分を見直してみるのと、実際にアプリを使い続けて実際の行動を記録することで、どれくらい理想と実際とがかけ離れてるのかを調べてみたいと思います。
レコーディングダイエットの食べてるものの記録などでも分かるように、自分がなんとなく普段の行動を把握してるつもりでも、実際にすべてを記録してみると全然違ってた、なんてことが当たり前にあるのが人間。ついつい都合のいい様に自分の記憶を改ざんしてる。
記録することで、自分の行動を把握しながら、やりたいことをきちんとやれるように意識付けしていこう、ってのを来年の目標にして、今月はその助走期間ってことで。