ネットが無かった頃から生きてる世代は溺れやすいソーシャルメディアで広がる世界

ソーシャルメディアは幼稚な社会をつくる?:Don't be lame」を読んで。

It's like we are recreating high school every single day using social media. And it's weired

  • ソーシャルメディアを使って毎日やっているのはまるで高校時代にやっていたことの繰り返しのよう。とってもおかしく思えるのです。
ソーシャルメディアは幼稚な社会をつくる?:Don't be lame

FacebookmixiのようなSNSが普及するにつれ、過去の知人とSNS上で再び交流するようになり、まるで昔の学生時代の延長みたいな感じのやりとりを行えるようになりました。



学校、会社、住んでいる場所などが変わるとリセットされがちな人間関係が、SNS上を利用することで今の所属や場所を飛び越えてコミュニケーション取れるようになるのが、まるで学生時代の延長みたいだ、というのはその通りかもしれません。



SNSのような場所が無かった時代から生きてる今の30代以上の人にとっては、学校や会社、住んでいる場所が変わるということは身近な人間関係がリセットされる、という体験を繰り返して生きてきました。電話や手紙などでもやりとりは続けられるけど、近くにいたときほど親密な関係は続けられないという意味で。

それが、今ではSNS上で遠く離れている昔の知人と再び相見え、更には互いの近況を見てやりとりすることまで出来る様になりました。要は今までは自身の環境の変化で途切れがちだった人間関係を、環境に関わらず保持できるツールができたってこと。



自分が親身になって対応できる人間関係の人数なんてものはそんな急に増える訳も無く、より多くの人との関係を維持しようとすれば、当然広く浅く、になります。

また、今までなら見えなかったし、知ることも無かった昔の知人の近況が、SNSがある時代になったせいで、どこからともなく流れて来たり。SNSによって人間関係を保てる範囲を飛躍的に拡大できるようになりましたが、それと共に知りたくない人の情報が入って来たり、また知られたくない人に自分の近況が知られてしまう、なんてことも起こるようになりました。



生まれたときからネットがあり、SNSのようなサービスが当たり前に存在してる時代に生きている今の若い人達は、そういう状態での人間関係の作り方を、自分の成長とともに学んでいきます。



でも、すでに大人になってから新しくネット、SNSが登場してきた我々の世代は、その使い方、付き合い方はよく考えないと中毒的にハマってしまったり、他人に見せなくてもいい部分まで晒してしまったり、他人のことを必要以上に気にしてしまったりしてしまうのかもしれません。