電子書籍の新しいコンセプトへのチャレンジ

スマートフォンでの閲覧に適した、日本初の新しいコンセプトの電子書籍
「impress QuickBooks™」を2月下旬より刊行開始 | ニュースリリース | インプレスコミュニケーションズ


スマートフォンでの閲覧に適した新しいコンセプトの電子書籍「Impress QuickBooks」が2月下旬から刊行開始されるというニュース。


電子書籍と紙の書籍の違い


紙で作られた従来の書籍と電子書籍、何が違うかというと、電子書籍は実体が無い部分が一番大きい。それを読むさまざまなデバイスで表示されるけれども、電子書籍そのものには実体がなくデバイス上にデータとして存在しています。

だから、電子書籍は在庫のために倉庫をかまえる必要がなく、本屋に置ける分しか本をいっぺんに売る事ができないという制限がかなり緩和されることとなります。



他にも違いはあって、紙とは違ってインタラクティブな表現ができる(これはデバイスに依存しますが)、既存の本といった形に囚われないので、より少ない文章量(ページ数)や超大作(本だと数千ページになるようなもの)まで作れます。

■主な特徴
・20,000〜60,000文字程度の分量で、コンパクトで気軽に読めるボリューム
※紙の書籍でおおむね30〜90ページ前後、新書でおおむね1冊の4割以下、6インチの電子書籍端末で45〜135ページ前後となります
・低価格(数百円)を実現しながらも、濃密な内容でテーマを深く掘り下げる

http://www.ips.co.jp/news/2012/01/post_7.html

このサイズに拘らなくてもよいという部分を生かした電子書籍をリリースしようというのが今回の「Impress QuickBooks」の狙いなようです。


・紙の書籍を電子化したもの(デジタルアフター製品)と異なり、内容の企画段階より電子書籍に特化した内容や見せ方をしたデジタルオンリー製品
・デジタルならではのネットワークを活用したプロモーション
・特定の電子書籍書店のみでの販売ではなく、さまざまな書店にて販売

http://www.ips.co.jp/news/2012/01/post_7.html


これから様々な新しい書籍の形が模索され、実現されていくであろう電子書籍、こうした紙の書籍の縛りとは関係なく電子書籍でできることに新しくチャレンジするというのがこれからどんどん起こってくる動きなんでしょうね。