研究にPCは必ず必要な道具なんだけど、使い方はやっぱり独学なんだろうか?

論文を Word で書く情報系の学生たち - ny23の日記」を読んで。


大学における卒論、修論などを書く環境、これは分野によって結構違ったりするのだけれども、自分の時代(今から15年くらい前?)でもWordは鬼門だった。昔からWordはうまく使いこなせなくて、DTPソフトであるPageMakerとか使って書いてた記憶が。博士課程の頃になり、TeXとかも使ってたけど、情報系に強くない人達にはこれは無理そうだなあ・・・とか思いつつ使ってた。



今や、レポートもPCで作成するようになり、卒論・修論や投稿論文など、いろんな文書を作る機会には事欠かない大学生だけど、そういうのを書く環境をどうやって学ぶかというと、別にそういう授業があったりはしないので独学で使って覚える!しかない。



ああ、今ならネットを検索すれば、便利な方法や使い方みたいなのがどっさり出てくるのか。



自分の頃にはまだまだネットは未開の地でそういう情報はほとんど無かったから、自力で覚えるしかなくて、周りの学生達からのソフトの使い方の質問とかPCのトラブルシューティング的なことで、学生時代の多くを吸われててげんなりしてたのを今更ながらに思い出した。



論文執筆やプレゼン資料作成のためのPC環境、使用ソフト、なんてのは、ある程度決まってるものだから、一度どこかでしっかり教え込んでしまえばいいのだけども、そういう機会や授業なんてのはありそうでなかなか無い。ここらで詰まってると、肝心の研究の内容にまでなかなか踏み込めないなんて本末転倒な状態になっちゃう。



と、ここまで書いて、自分の時代の頃をよく思い出してみると、まだPCを使って論文書いたりとかがやっと普及し始めてきた時期だったってのを忘れてた。自分より数年上の人だと手書きでしたよ。そうだった。手書きからPCへと道具が進化してた時代だったから、いち早くそれを使いこなせた人とそうでない人との差が大きかったんだ。



今の学生はアレですか、大学生とかじゃなく小中高校とかで、情報の授業とかでwordとかexcelの使い方を習ってたりするでしょうか?