もくもくと何かを続けること

何も考えずにひたすら同じ作業を黙々と続けるということ。



先週から始めた庭の畑の土作りで、土を掘り起こして地中に残ってた大きめな根っこや石を取り除くって作業を週末の晴れてるときにやってます。作業自体は簡単でシャベルで大雑把に土を掘り起こし、それを軍手はめた手でもみほぐしながら根っことか大きめの石を取り除き、最後に粗めな篩にかけて出来上がり。


昨年は風が強い日が多かったので、ゴミやら石やら葉っぱやら色んな物が畑に入り込んでて、今年はせっかく早めに雪はねして土作り開始したので、種まきシーズンスタートのGWまでの間にこうやってコツコツと土作りしてるわけです。まだ後に石灰とか、堆肥混ぜ込む作業も待っていますが。



で、こうした作業って、一旦始めるともう延々と同じ作業をもくもくとひたすら続けるもので、単純作業の繰り返しが苦手な人には辛い作業なんでしょうけど、こういうのって案外好きなんですよね、昔から。



大学に居た頃も実験実験な毎日で、大量な実験を抱えたときなんかは数時間に渡ってもくもくと作業してることもありましたし、研究室外の実験施設に通いつつ実験してたときもなんだかんだで数年に渡って同じような実験を繰り返してるときもありました。


あれって、考えてみれば物凄い苦行なんですけど(ほぼ同じ実験を何度も何度も数年に渡って続けるって苦行以外の何物でもない)、単純作業を繰り返すって部分だけだとそれほど辛くなかったように覚えてます。たぶん、頭を使わずにもくもくと繰り返しできる単純作業って案外肌に合ってるんだと思う。



こう、もくもくと作業繰り返しながら、何も考えてないので空いてる頭を使って微妙に作業手順を改良して全体効率を上げてみたり、使ってる道具をちょっと改良してやりやすく出来ないか考えてみたり。………何も考えずとか言いながら、案外色々考えてるのかもしれませんね、コレ。


一度始めると、変な所で凝り性なので、なるべく完成度上げたいよなーと高い目標設定してみたり。



そんなこんなで自分がハマれることで結果を残したりしたことを基準とされて、他のことで同じような完成度で頼む!的に頼まれることがままあるんですが、自分でハマって始めたことじゃないとそこまで到達しないんですよね。気合の入りが違う。



もくもくと何も考えずにハマれることがあるってのは、いいことなのかもしれません。できればそれが生産的な何かの作業であれば。消費的な作業だとたぶん何も生み出さないので。