「宇宙戦艦ヤマト2199 第五章」を見てきた

毎週日曜、夕方17時からのテレビ放映も始まった宇宙戦艦ヤマト2199、去年から数ヶ月おきに劇場上映されてて、ちょうど今時期(2013年4月13日から2週間)に第五章(第15話〜第18話)が公開されてるのを、札幌に見に行って来ました。

全七章(全26話)予定で第六章が2013年6月、第七章が2013年8月公開予定。ぎりぎりテレビ放映より先行して劇場公開になるってスケジュールですね、今のところ。



上映2週目特典とかで「桜満開・森雪」ポストカードが配布されてました。はて、なんで2週目特典?最初から配ればいいのに。

劇場版を見に行ったのは、今回ので2回目か3回目。やっぱ札幌まで見に行くってのはなかなか大変です。今回の第五章は予告PV見て「これは先行で見たい!」と思い行って来ました。冬も終わって楽に札幌まで出かけられる時期になりましたしね。






(以下、ネタバレ含むので、見たくない人はここまで)












いやー、第五章の4話は予告PVで断片見ても分かる通り艦隊戦やら惑星上陸やら敵、味方共に内輪もめ有り、盛りだくさんな内容でした。

  • 第15話「帰還限界点」

冒頭のガミラス親衛艦隊による反乱惑星への攻撃がもう圧倒的過ぎて無慈悲過ぎる。爆弾でか!!てか、アレ爆弾じゃなくてもあの質量の物体落とせばそれだけでもう惑星壊滅するよなってサイズ。その上、更に追い打ちまでかけるという徹底ぶり。正に殲滅。

一方のヤマト艦内は、食料供給装置?オムシスが不調で、食事がパンと飲み物だけという状態、更にガミラスの威力偵察が続いて艦内ムードピリピリ。そんな中で明らかに中身入れ替わってるだろ?的な会話を真田に切り出す岬、もうどう見てもユリーシャ憑依してるよね?ユリーシャ憑依のときは髪留め外してるってのが、分かりやすい見分け方ってことみたいですね。



そして、後半のドメル艦隊との艦隊戦。ヤマトの進行を予想し、万全の策で迎え撃つドメル。威力偵察と侮っていたヤマトに襲いかかるドメル艦隊に対し、沖田艦長は中央一点突破で立ち向かう、ドメルvs沖田の正面衝突という熱い展開。突っ込んでくるヤマトに対し、一歩も引かないドメルが漢らしすぎる。

いよいよヤマト危うし、と思われたその時にドメルに下った撤退命令により一命を取り留めるヤマト。ガミラス側の内乱に助けられた形ですが、ヤマト側にしてみれば何が何やら?でしょうね。


  • 第16話「未来への選択」

補給のため、居住可能性がありそうな惑星ビーメラ4へと向かうヤマト。偵察部隊が出る中、艦内では保安部の伊藤と新見女史が画策したビーメラ4移住計画、反乱が実行に移されます。ブリッジの制圧する中で、伊藤が雪が地球人ではなく宇宙人だと話だします。スターシアからのメッセージが入った地球製ではない装置を持っているということで。

上陸メンバーの古代達がビーメラに向かう途中、岬との会話で「それって大丈夫じゃないだろう」と切り出すも金属反応発見の報で会話はお流れに。その後も岬はユリーシャ憑依状態になっちゃってて、どう見ても「大丈夫じゃないだろう」状態ですけど、話はそのまま続いていきます。


惑星ビーメラ4は400年前に滅んでいて、ヤマトのとは別の波動コアが残されており、それに含まれる情報が今後の展開の要になると。一方の艦内での反乱は、反乱派に加担していたと思われた島の抵抗を排除しようとした伊藤が、本人曰く「表替えっただけですよ」と反乱派への潜入を命令されていた星名に撃たれ、最後は沖田艦長の「バカモン!」で反乱は失敗に終わります。

艦載機の通信で上陸部隊との連絡も取れ、無事帰還した古代に飛びつく雪。話数が進む度にどんどん親密度アップしてますね。


  • 第17話「記憶の森から」

ビーメラ4で手に入れた情報から、一気に長距離ワープを可能とする亜空間ゲートの存在を知るヤマト。その管理者は「ガミラス」ってことで、敵も使ってるゲートだってことですね。

その亜空間ゲート起動のため、古代、雪、真田の三人でシステム再起動へと向かうミッション。途中の会話で出てきた中原中也の詩を知っていたことで、雪はイスカンダル人じゃなくて地球人だと元気づける古代。そして、真田から明かされる事実で、雪とユリーシャは別人だということが判明します。てか、それ、雪本人にまで秘密にしておく必要ってあったんですかね。


そして回想シーン、更に語られる会話で、古代の兄、古代守と真田が親友だったということが明らかとなります。回想シーンには新見女史も出てきて、古代守と付き合っていたが最後の出撃前に別れていたようです。これ、ラストの方の展開の伏線になるのかな。

システム再起動に際し、一時的に中性子が放出されるという部屋に留まり再起動操作を続ける真田、外からそれを助けようとする雪と必死に真田に問いかける古代。こんな所で逝ってしまうのか、真田さん!とか思うも、水の中に逃れ中性子の影響から逃れて助かったというハラハラシーン。いや、ツッコミシーンなのかもしれないけどw


  • 第18話「昏き光を超えて」

いきなり死刑判決をくだされるドメル。ガミラス内の政治騒動が念入りに描かれてることで、そこにヤマトが付け入る隙が出来たってのが見えてきます。

そしてヤマトでは再起動した亜空間ゲートの偵察任務に篠原が向かうことに。偵察は180分以内に戻ってこれなければ、そのままヤマトは迂回ルートへと発信してしまうという非情なもの。全26話でもう18話ですからね、戻りも考えて巻き入れないとってそういう訳じゃないかw


亜空間ゲートを抜け、篠原が見たものはバラン星宙域に大集結しているガミラスの大艦隊。その中を必死に逃げ切り、なんとか帰還した篠原の情報から沖田艦長が選んだのはバラン星への突入。なんか常に「死中に活あり」ですが、ヤマト一隻でガミラスに立ち向かってるような状況ですから、やむを得ない所。突然現れたヤマトに攻撃を仕掛けるガミラス艦隊だけど、密集陣形な中での攻撃で味方同士の同士討ちに。

攻撃を受け、一旦はバラン星へと沈んだかと思われたヤマトですが、暗殺されたはずのデスラー総統から入った通信で、有頂天になっていたゼーリックが配下のゲールに討たれます。まるでそれを見越していたかのようなタイミングでバラン星から浮上したヤマトが反転、波動砲をバラン星中心に向け発射、重力アンカー解除で波動砲の威力を推進力としてそのまま亜空間ゲートを潜り脱出。ゲートをくぐり抜けたそこには大マゼラン星雲が!ついにここまで到達した!というところで第五章が終わります。



いやー、艦隊戦あり、敵味方共に反乱あり、いくつかの伏線を回収しつつ一気にイスカンダルに向けて進んだ第五章は見応えたっぷりでした。残り二章にも期待してます。