人はなぜ記録したがるんだろう?
ブログで文章を書くのも記録。
デジカメで写真を撮るのも記録。
日記をつけるのは自分の思いの記録だし、名刺を交換したりするのも人間関係の記録と捉えられる。
人はいろんなものを記録してるけど、なんで記録したがるんだろう?
よく思うのは、いろんな記録を残すってのは、自分の中にあるたくさんの記憶という引き出しの鍵を残す行為なんじゃないかと言うこと。
これは、例えば10年以上前のすっかり忘れていた旅行の思い出が、たった一枚のそのときの写真を見るだけで思い出されてくるというのが分かりやすい。記憶はされているけど、思い出せない、そんな記憶の引き出しも鍵があれば開けられる。
そして、何かの形として残すということは、それを他人と共有することができ、そこから自分だけじゃなくて人との繋がりが生まれるってのも大事だと最近思うようになった。
これは、ブログを書くという行為なんかがまさにそうで、自分の中で考えていた思いをブログという形で書き綴ることで、それを読んだ人とその思いを共有し、そこから繋がりが生まれる。
この記録ということに関しては、結構いろんな研究が行われているらしく、昔それに関する面白い紹介記事を読んだことがあった。ちょっとググってみたら、うまく発見することができたので、記録に興味がある人は読んでみると面白いかも。
森山和道の「ヒトと機械の境界面」人生を記録するVR 〜 記録と記憶、記憶は情報処理できるのか
いろんな方法でさまざまな記録が研究されてて、どれも「え?そこまで記録するの??」なんて内容のばっかりだけど、そこから見えてくる何かは確かに自分も興味があるところ。