自分の好きな世界を広げてくれるブログ


ITmedia エンタープライズ:ブログは個人の記録、SNSは人とのつながり」を読んで。


ブログやSNSをやっていることを知られたくない人は誰?というアンケート結果が出ています。

その結果をみるに、多くの人は自分がブログ・SNSをやっていることを知られたくないと思ってる、知られたくない人がいるって状態で利用しているのがわかります。人に見られてはまずいことを書いているとか、自分のこんな部分は知られたくないって部分をネットで書いているってのだと思います。

ブログとSNSは非常に共通点の多いサービスだが、生活者の中にはそれぞれ使い分けている人が一定の割合で存在することが分かった。極めて大ざっぱにいえば、ブログは自分の記録として自己完結的に取り組まれている側面があるのに対して、SNSは人とのつながりや交流に重きを置いていることが見て取れる。

SNS、日本で言うと、これはほとんどmixiのことを指すくらいmixiがメジャーですが、そのmixiで見てみると、SNSが人とのつながりや交流に重きを置いているのは使ってて分かります。自分のページの訪問者が分かる「足あと」って機能、マイミクの日記やコメントが更新されると告知してくれる機能、などなど、積極的に繋がりを持たせようとする機能が満載です。


ただ、逆にそういう機能が充実しているがゆえに、繋がりが過剰になってしまいがちな面も感じます。一日中mixiに張り付いてみたり、友達の日記やコメントには絶対返事をかかないといけない!とか、ひたすらマイミクを増やそうとして希薄なコミュニケーションを繰り返してみたり。

そういう面を感じるので、mixiはちょっと引いた立ち位置で使うようになりました。基本的にマイミクは知り合い限定。知り合いと言っても、私の場合は現実で知り合おうがネットで知り合おうが変わりないので、両方半々程度ですが、ある程度交流を持った人でないとマイミクには入れないようにしています。ブログ関連でも、よくトラックバックしあってたり、お互いのサイトよく見てるなって感じるような間柄くらいの人だとマイミクに入れるのに抵抗ないかな?くらいなゆるさですが。


一方のブログが「ブログは自分の記録として自己完結的に取り組まれている側面」って切り口でしか語られていないのがちょっと残念。

閉じた世界の中での交流で、身近な友達(マイミク)との交流になりがちななSNSと比べると、ブログの方は誰でも見に来ることができるオープンな世界で、もちろんオープンであるが故に、常識外れな行動や、自分勝手な振る舞い、見られていることを意識しないってのは、大きな反感を招くこともあるのですが、ちゃんと気をつける部分を気をつけていれば別に問題はないですし、日本中、いや、言語の壁を越えれば世界中の中から、自分の好きなことを語りあえる人と、好きな話題について話すことができる場所として、ブログは非常に楽しい場所です。


自分が好きな話題について語ったら、それを読んで別な人がまた反応を返してくれる。一見、簡単なことなようですが、以外と日常生活の中でそういうことって少なくないですか?

例えば、私は昔からゲームが好きでよくプレイしていますが、現実の世界で日常的に回りにいる人たちでゲームの話題をできるのは、2〜3人しかいません。でも、ブログでゲームについて語ったりすると、ゲーム好きな人がそれに反応を返してくれたりします。別にゲームに限った話ではないですけど、この聞いて欲しい人、語りたい人に、自分が書いた文章が読んでもらえる楽しさがブログの醍醐味なんだと思います。


SNSが「人とのつながりや交流に重きを置いている」のだとしたら、ブログは、「それぞれが語りたい話題を地域や立場の垣根を越えて語ることの出来る場」
ってのがしっくりくるかな。


なので、SNSもブログも両方使っていますが、私にとって楽しいのは俄然ブログの方です。ま、両方それぞれにいい面はあるので、うまく使い分けるのがいいんでしょうね。