絵文字を使いこなすのは進化なのか退化なのか

一台七役。メールを使えて、写真を撮れて、音楽を聴けて、ゲームで遊べて、情報を調べることができて、テレビも見れちゃって、その上お財布代わりにもなる。

これは十代じゃなくても同様なんでしょうが(通話がおまけなのも含めて)、自分が幼い頃からこういう「携帯」というツールが存在してるってのは、今の十代の層が始めての世代。

そこで絵文字に頼る。絵文字は、みんながある程度共通に理解しているコードに基づいて使われる。だから特定の絵文字が表している感情は、誰もが同じように受けとめることができる。誤解される恐れがないから、安心して使うことができる。

上の世代は、文字による情報のやりとりを基本としていて、文字だけでは伝えられないニュアンスなどを読み取ることに苦心してるが、十代だとそこはあっさり絵文字を使うことで解決してしまう。

十代の視点から普通のWebを眺めてみると「絵文字も使えない、なんて不便な環境なんだ」って風に見えてるのかも。



文字だけでなく絵文字も使ってコミュニケーションしてる十代(二十代も結構含まれると思う)は、より高度な感情まで含めてやりとりしてて進化してるのか、それとも絵文字にたよりきって定型な感情表現しか出来なくなってしまって退化しているのか、どっちなんだろう?