書評・感想サイトの難しさ


萌え理論Magazine - 感想サイトが流行らない理由」を読んで。

感想サイトを流行らせたいと思ったときに、文章力より営業力というか、実は記事の良さ・面白さはあんまり関係なくて、読者の需要の大きさが重要なのかもしれない。

アクセス数ってことで考えると、対象の作品の人気の影響が大きいってのはあるでしょうね。より多くの人が興味を持ってる対象作品について書いた方がアクセス数は増えるのは間違いありません。

記事の良さ・面白さ、対象の作品の質なんかが影響するのは、さまざまなリンクを辿って自分の感想サイトにやってきてくれた一見さんが、自分の感想サイトを気に入ってくれるか、巡回先に加えてくれるか、紹介されている作品を購入しようと思うか、って部分。


書評や感想サイトが難しいのは、固定客をつかむまでに長い時間がかかるってのや、1つの紹介記事を書くのに費やすエネルギーがかなりかかるってことだと思います。

繰り返しになるが、アフィリエイトとして売り上げを優先したいのであれば、書評は真っ先に避けるべき商材だといえる。レッドオーシャンもいいところなのだから。それでもよく目をこらせば、海は均一に朱に染まっているのではなく、ところどころに青い珊瑚礁が見つかる。このブルーラグーンを見つける醍醐味があるからこそ、私は書評を続けられるのだと思う。

本が好きで浴びるように本を読み続けているからこそ、青い珊瑚礁を見つけられるんだろうなぁ。やっぱ、ブログは自分の好きなことを書き記し続けるってのが重要だと思える。

でも、サイトを売るためには企画力が、サイト管理人を売るためには営業力が必要。書評サイトも結局はそのサイトまたは中の人を売っていくべきなんだと思うな。そのためには、企画力でサイトの方向性を明確にし、営業力で中の人の考え方を売り、あとは地道に継続していくこと。おお、最後の一つは継続力だね!

「書評サイトも結局は中の人を売っていくべき」ってのは同感。いろんな書評や記事読んで知っている、同感できる、説得力のあるこの人が勧める本なら読んでみたいな、と思うわけですしね。書評サイトで最低100冊は・・・とよく言われているのは、中の人を認識してもらうのに必要な情報量はそれくらい書かないと、ってこと。

継続力も重要ですね。私もブログ始めて4年ほどになって、ブログ自身は継続してはいますが、日々の継続って意味では全然継続力ないなぁと痛感してます。記事の更新頻度にムラありすぎw

もう1つ売上に大きく影響したのがデザインの変更です。
ブログのトップに「今月の売れ筋」のコーナーを設置したことで、うちのブログを読んでいる読者のあいだで、どんな本が読まれているかが明確に提示できました。

デザインは重要。見た目がいいとかじゃなくて、読みに来た人がどれだけ欲しがってる情報に手軽にたどり着けるか、って意味のユーザーインタフェース的な意味でのデザイン。

うちでも、よく読まれる記事へのリンクを一番上に加えたり、続き物の記事は記事のラストに次の記事へのリンクを貼るとか、細かい部分に手を入れたことでアクセスがかなり伸びていたりします。



あちこちのブログを読んでいると、いろんなブロガーがどうやったら良い書評サイト、感想サイトを作れるのか、って方法を紹介してくれててやり方は見れば分かる、後はどうそれを実行していくか。