ネットに詳しいほど高まる不信感


asahi.com:今月のテーマは:個人のブログ・ホームページについて - 暮らしコラム「私のミカタ」

個人ブログに企業スポンサーがついていたらどう思うかの調査。

全体では、「役に立つ情報だったり、スポンサー情報が明らかにされていれば、参考にする」75.8%、「スポンサー企業に不信を抱く」3.8%、「そのブログ発信者に不信を抱く」20.4%という結果になり、おおむね肯定的な意見となりました。
 年代別では顕著な傾向が現れています。年代が若くなればなるほど「そのブログ発信者に不信を抱く」割合が高くなる一方で、年代が高くなるほど「参考とする」割合が高くなっています。

年代ごとに傾向が変わっているのがしっかり分かります。ネットを見ていることが多いであろう若い人たちほど、個人ブログと企業との連携に不信感をいだいているってことが浮き彫りに。


個人ブログと企業スポンサーの関係って、ブロガーと企業がどういう関係を保ってるかってのにつきると思うんですよね。スポンサー関係があるのを隠してるなんてのは論外として、たとえ公開してたとしても何かしら利害関係で主張が変わっていると思われたらやっぱりアウト。

いままでの企業のあり方が、テレビ番組なんかをみているとモロにそうですが「お金を出すから自社にとって不都合なことは言うな」的なスポンサー契約だったってのを多くの人たちが知ってしまっている。これは、ネットをよく見ていていままで隠されていた情報を知りつつある若い人たちほどそう。


ネットを見ていると、そうではないスポンサー契約の形が現れ始めているのを感じるけど、いままでのスポンサー契約の状況が頭に残りすぎてそれが見えなくなっている人が多いのだと思う。「スポンサー契約=絶対に言論操作されているに違いない」という思い込み。


たまたま年代別の調査でそういう傾向がはっきり見て取れたけど、これはネットをどれくらい利用しているかってので調査しても同様の傾向になると思う。過去にやってきた不義理がネット時代の足かせになってるってことか。