権利者の権利だけじゃなく、全体の利益を考えた著作権が必要となるネット時代


検索エンジンは違法?! 著作権法改正へ動き - DODAの業界レポート

ネットが普及して情報の流通コストが限りなく0に近い状態に近づいている時代になって、いままでの著作権がいかに現実にマッチしていないか、時代の変化についてこれていないかを紹介してるレポート。

検索エンジンや多くのWebサービスのサーバが著作権侵害に引っかかる恐れがあるために日本国内に置けず、仕方なく海外にサーバを設置することになっている。日本国内で利用するサービスなのに、サーバは国外にあるというおかしな状況。

いままでのテレビやラジオ、雑誌などのマスメディアによる一方的な宣伝手段しかなかった時代から、ユーザーが自己主張できるようになって、ユーザーからの紹介や二次利用などの動きが出てきているにも関わらず、それを有効活用できない今の著作権


ネットが普及して、情報の流通コストが限りなく0に近づいて流通経路が消えていく時代では、権利者の権利を守る方向に進みがちですが、厳しい権利に縛られて情報が拘束されてしまう状況よりは、ある程度の流通の自由を認めた方が、ユーザーと権利者両方の利益という視点で見たときにはプラスになる可能性が高いでしょう。


フェアユースについては、以下のサイトが非常に勉強になります。
藤本英介「ネット環境下の著作権と公正利用(フェアユース)」