アメリカで着々と進む音楽配信のDRMフリー化
米Amazon.comは10日、Sony BMG Music Entertainmentが提供するDRMフリーのMP3楽曲のダウンロード販売を、同社の「Amazon MP3」にて今月中に開始すると発表した。
Amazonでは既にWarner、EMI、Universalが提供するDRMフリーのMP3形式の楽曲を販売していることから、これでいわゆる4大レコードレーベルと呼ばれる全ての企業が、AmazonにDRMフリー楽曲を提供することになる。
音楽配信では日本の数年先を行っているアメリカでは、着々とDRMフリーの方向へと進んでいる模様。
DRMは、不特定多数な人に音楽データを違法配布するような行為を抑止するために導入しているのだろうけど、そういう人たちはCDからリッピングして違法配布するという手段もあって、DRMがどれほど違法配布抑止に効果があるのかは疑問視されている。音楽配信にDRMをかける行為は正規に購入してるユーザーの利便性を損なうという、優良顧客が馬鹿を見るという形になってしまっているのが問題。
DRMに問題があるという主張=違法配布を推奨している、じゃありませんよ、念のため。
果たしてこの流れは日本にも来るのか、それとも音楽配信導入時のように激しい抵抗にあって鎖国状態になってしまうのか。iTMS導入までの経緯を見てるとあまり期待はできませんが、日本でもDRMフリーな音楽配信が増えるといいな、とは思っています。