オフ会でのコミュニケーション


個体認識関連 2008-08-31 - また君か。@d.hatena」を読んで。

オフ会におけるコミュニケーションの話。

暮らしのうえでも「人付き合いの中で、A さんと自分とで、持ち合う互いの情報量が不均衡になる」て状況はよくあるけど、ネットの場合その不均衡が極端になりがちで。

ネットの場合には、好きに自分に関する情報を発信できて、またそれを見る側も自由にそれを見られるって環境がごくごく当たり前(まあ、クローズドなSNSなんかは違うけれども)なので、がんがん情報発信してる人なんかは他人にはよく知られているけれども、情報発信してる人自体はその他人はほとんど知らないなんて状態や、片方が交流してるつもりでたくさんコメントしたりしてても、もう一方はそれをほとんど認識してなくて誰?この人?なんて状態がよくある話。

「アウェーの OFF 会はきつい」とはよく言うんだけど、その具体例として挙げがちの大規模 OFF 会とかって、ようするに「自分があまり興味を持っていないひとが大量に居る OFF 会」なんだよね。そこで行われるのは必然的に「売り込みの乱取り」みたいなものになるから、ただその場に居るだけでも気疲れするし、事前に根回しをしておいたり、またはよほどうまくマッチングが決まらないと、いきなり飛び込んで楽しむのはむずかしい。

今年の年初めにTwitterの新年会に参加したときに、これを強く感じた。大規模オフ会でも、あるテーマに沿った集団だったら、そのテーマについて語ってればなんとなく話は持つんだけど、これがTwitterとなると、Twitterそのものの話題以外って共通する話題がないことが非常に多かった。

名刺交換辺りをきっかけに(交換しなくても、相手に名刺渡すだけで何かしらのきっかけにはなる)多くの人と話したけれど、数百人規模でフォローしててもなおフォローしてない人の方がずっと多かったし。ほんとに共通の話題がないアウェー状態w 



ただ、こちらは向こうのことを全く知らないって状況でも、何人もの人に「あ、ブログ読んでますよ」と言われたってのは、ひたすらブログで情報発信してることのなせる業なのかなーと思ったりも。こっちは相手のことをほとんど知らないのに(知っていたとしてもTwitterのログを少し読んだくらい)、向こうはこっちが書いた物を読んでいてある程度こちらのことを知られているってのは、なんとなくむずがゆい状況。



オフ会は数人(自分的にはオフ会は3人から)〜100人超までいろいろ体験したけど、あまり気苦労なく楽しめるのはせいぜい10人程度まで。それ以上になると、どうしてもメンバーの偏りがでるし、痛い行動をする人が含まれて来たりするし、統率取れなくなったり、で純粋に楽しむってところからどうしても外れがちに。

コミケの話題とかでも出ていたけど、オフ会の場合にもお客様意識で参加してくる人はとかく嫌われがち。普段面識がない人を大勢集めて何かを開催するってことの大変さは、実際にそれをやったことの無い人、やろうとしない人には想像できないのかもしれないが、知らない人が集まる場だからこそ、各自がちょっとした気配りを働かせないとあっという間に場はしらける、というか盛り上がらない。


逆に、そういう気配りが無くても全員それなりにコミュニケーションが取れる規模(10人以下)のオフ会だと、だいたいの場合、ノリで結構盛り上がる。幹事の目もだいたい全体に届くし、何人かサポートしてくれれば盛り上がりからはぐれる人が出ないですむから。