Googleの情報収集に飲み込まれる新聞の過去記事


グーグル、「Google News Archive」に新機能--過去の新聞記事を検索閲覧可能に:マーケティング - CNET Japan」を読んで。

Googleは米国時間9月8日、各新聞社との提携により、過去の新聞記事のデジタルコピーを、オンラインで検索して閲覧可能にすると発表した。  この広告でサポートされたプロジェクトによって、Googleは、写真、記事、見出し、広告も含む、膨大なページのニュースデータベースのデジタル化に取り組むことになるという。

これ、新聞社が各社で過去記事のライブラリを作ることを諦めて、Googleと提携してその作業をまかせる、ってことなんでしょうか?



新聞記事が持つ情報的な価値はかなり高く、特に過去の事件や出来事を知るためには大きな情報源となりうる有力な情報ソースなのですが、新聞社のオンラインサイトはほとんどの場合、短時間でネット上に載せた記事を消去してしまいます。

これは、大量に過去記事をライブラリ化することの大変さと言う面もあるのでしょうが、それよりも新聞社が過去記事というコンテンツをネット上では公開したくない、という思惑があるように思っていました。米国ではその流れも変わるということでしょうか。



ネットのインフラは世界的に見てトップクラスだけれども、ネットの活用という面では多くの国に遅れをとっている日本では、このような動きはまだまだ起こりそうにありませんけれど。



ブログで新聞社の記事をニュースソースとして記事を書くことがありますが、たいていの新聞社のWebサイトは短い期間でログを消してしまうために、しばらく経つとこちらから新聞社に貼ったリンクがまるで役に立たないものとなってしまいます。

他にも、新聞社のWeb上の記事がソーシャルブックマークでブックマークされることは多いですが、それもしばらく経った後で見ると、元記事が綺麗に消えてて元情報に当れずげんなりすることが結構あります。



せっかく、新聞記事という有力なコンテンツを持ち合わせているのに、出し惜しみをしてるとそのせっかくのコンテンツもいかせず、ネットの成長に取り残されていきそう。