SNSの活用状況の移り変わり


TechCrunch Japanese アーカイブ » Facebook、「われわれはSNSじゃない。ここで新しい友達を作ろうとするのを止めよ」と警告」を読んで。

われわれはFacebookのアカウントはインターネットのみの友達ではなく、主としてユーザーの現実の交友関係(家族、同級生、同僚など)を反映する目的で利用されることを期待しています。Facebookのホームページで述べているとおり、われわれはソーシャル・ネットワーク・サイトではなく、ユーザーの周囲の人々とユーザーを結びつけるソーシャル・ツールを目指しています。既存の社会的コネクションの強化が目的であり、新しい友達の大きなグループを作るのが目的ではありません。

SNSの使用用途に関する話題。

引用はFacebook内で人気のアプリで点数を稼ぐために偽アカウントを作成することに対するアカウント削除メールの一部なのだが、サービスの利用目的の部分が興味深い。



日本だと最王手のSNSサービスはmixiで、私もアカウントIDが5桁くらいの番号の頃から使ってる。最初は、このメールに書かれているような現実の交友関係をmixi上に反映させた使い方をしようとしていたが、他のユーザーの使い方を見ていると、mixi上で競い合うがごとく、どんどん新しい友達(マイミク)を増やして行くユーザーが多い様に見えた。

友達100人できるかな!じゃないが、マイミクの数が増えて行くことに楽しみを見いだしていたユーザーもかなり多かったのではないだろうか。



マイミクが増えれば、更新されるマイミクの日記や書き込まれるコメントの数もそれに従って増えて行き、あの赤いメッセージ(自分の日記にコメントが書き込まれると表示される告知文)を見たいがために一日中mixiに張り付く様になって、最後にはmixi疲れになってしまう、なんて人も少なからずいた。



mixiでの名前の登録は、最初は本名とハンドルとが混じり合う状態だったが、その後mixi上の日記が炎上して個人が特定されるような例が相次いだ辺りから、本名で登録する人はほとんどいなくなったように思う。現実の交友関係をmixi上に反映させるのなら、本名で登録した方がいろいろと便利なのだが、日本ではネット上での活動ではハンドル名を名乗るというのが一般的だったのと、炎上騒ぎなどで本名が悪用されるケースが相次いだせいで、mixi上ではほとんどの人がハンドルネームを名乗るようになった。



mixiはしばらく放置状態だったが、最近、また利用し始めている。古い知人を見つけたり、知人から別の知人を見つけたりするのに便利なことに今更ながらに気づいたので。

また、mixi上で何の接点もないところからいきなりマイミク登録をするようなことはないが、ネット上で何らかの接点を持つ(ブログや他のWebサービス上でやり取りした)人をマイミクに加えるようになった。現実の交友関係をちょっと拡大して、ネットの交友関係まで含めるように。

最近は、ブログとは違うもうちょっと日常よりな話題をmixi上で書く様になって、ブログとmixiを使い分けている。ブログとmixiとで、記事を相互利用したりも試してみたりしている。(mixiで下書き→ブログで本記事とか、同じ記事を両方に投稿とか)



活用したら面白そうかな、と思いつつもなかなか利用できないのがコミュニティ。

mixi上では多くのジャンルのコミュニティが作られてて、メジャーな物は数十万人規模、小さな物だと数人規模まであらゆるサイズのコミュニティが作られており、それぞれのジャンルに関する話題で盛り上がっているが、書き込まれる話題の危なさというか無鉄砲さというか配慮の無さというか、その辺に抵抗を感じてしまって、興味があるジャンルのコミュニティには入ってはみるものの、コミュニティ内で発言しようと言う気にはなかなかなれない。

自分の常識が通じなさそうな場所に書き込むことへの恐怖感とでもいうような感覚。