ネットサービスが拡大していくには、いつまでも「タダ」のままでは厳しい

「タダが当たり前」の時代は終わる? カフェスタが「お金払って」と呼び掛けた理由 (1/2) - ITmedia News」を読んで。


無料で利用できるWebサービスのほとんどは、何かしらの広告から収益を上げていることが多いのですが、全てのサービスが広告だけで収益をまかなえる訳でもなく。

現実の商品やサービスの場合には当たり前の「代金を払う」という形は、今後、ネット上のサービスを維持して行く上でも必要になっていきそうな気はします。


「無料でどうぞ、という時代は終わる。無料で続くサービスというのは、何かの広告塔でもない限り、経済原則上ありえない。カフェスタのサービスにコーヒー1杯分ぐらいの価値を感じてくれるなら、月額315円(パスポート会員の会費)ほど支払って一緒にサービスの満足度を上げよう、と考えてもらえないだろうか」

「タダが当たり前」の時代は終わる? カフェスタが「お金払って」と呼び掛けた理由 (1/2) - ITmedia NEWS

携帯電話上でさまざまなコンテンツの使用料金(数十円〜数百円程度)をバンバン払う人が大量に居る一方で、より多くの情報やサービスが得られているネットサービスに同価格程度の使用料金を払うことをためらう、または嫌悪感を抱く人がいるってのがなんとも不思議な状況でもあります。まあ、ここで上げている二例のユーザー層が大きく離れているってことなんでしょうけど。



PCを使ってのネットなどは、もともと無料で利用できる(プロバイダ料金などは除いて)ところから来ているし、広告収益をしっかり上げて無料サービスを維持している所もあるので、どうしても課金というのが根付きにくいってのがあるんでしょうね。



ただ、自分が好きなサービスが消えて欲しくないとか、結構使っているとか、そういうことに対して、使用料金を払うという形で報いて行くって意識はもうちょっと根付いてもいいよな、と常日頃思っています。

これからもネットサービスが進化していけるかどうかってのは、今後、ネット上のサービスにおいて、どれだけ経済活動がうまく取り込まれて行くのか?って部分にかかっていそうな気がします。