融合していく現実とネット上の人間関係


蔓延する誤った「ソーシャルメディア」の定義【水谷翔】 : TechWave」を読んで。

SNSとは、「実際の友人・知人との関係をネット上に移したもの」です。つまり、リアルの友人・知人との交流の場です。これだけです。ね、シンプルでしょう?

蔓延する誤った「ソーシャルメディア」の定義【水谷翔】 | TechWave(テックウェーブ)

SNSの定義、狭義に見ると「実際の友人・知人との関係をネット上に移したもの」なのでしょうけれども、実際の使われ方としてはもっと幅広く使われているのかな?と思います。

SNS上で新たな友達になってくれる人を探す場合もあるし、実際の友人・知人だけでなくネット上の友人・知人とやりとりすることもあります。そういう、自分が選んだ人々と社会的な関係(クローズドにコミュニケーションをとること)を築くことが出来る場所がSNSなのではないかと。


インターネット上で出会った人々との交流は、ソーシャルでしょうか?
厳密には、ソーシャルとは呼べません。そういったオンライン上で知らない人々との交流の場は、バーチャルと呼びます。オンラインゲームなど、インターネット上で知り合ったユーザーと協力していくゲームなどが、バーチャルの具体例です。

蔓延する誤った「ソーシャルメディア」の定義【水谷翔】 | TechWave(テックウェーブ)

インターネット上で出会った人々との交流をバーチャル、仮想的な関係とし、SNSソーシャルネットワーキングサービス)における「実際の友人・知人との関係をネット上に移したもの」と区別していますが、インターネット上で出会った人々とオフ会等と通して実際に会い、実際の友人・知人との関係になることも珍しくはありません。


ネットを通じていろんな人と知り合い、それが実際の友人・知人関係に発展することを何度も体験していると、ネット上で知り合うことを特別視する必要はないのかな?と思う様になりました。ネットも出会いの場のひとつで、そこから生まれた人間関係も現実で作った人間関係と何ら変わりないものだと。



「インターネット」と「ソーシャルネット」という二分された二つのネットワークが今後、存在していくのは間違いありませんが、「ソーシャルネット」を構成する人間関係はネット外の現実だけでなくネット上からも生まれていくものだ、ということです。