凍てつく冬の凍結路面からデジタルガジェットを守るための考察

冬。



寒い。



道も凍る。滑る。見事に転ぶ。



冬場の凍結路面で滑って転ぶというのは、寒い地方に住んでる人にとって身近な出来事ですが、これが案外怖い。転んでぶつけた部分があざになるくらいならまだましで場合によっては骨折してしまうことも。まるで漫画みたいに見事に滑って宙に飛んで落ちたりしますから。



そんな冬場に外にデジタルガジェットを持ち運んでると怖いのが、こうして滑って転んだときに自分が無事でもガジェットをすっ飛ばしてしまったりぶつけてしまったりして壊してしまうこと。自分でも何度もある経験だし、そばを歩いてた人が持ってた携帯電話が滑って転んだ勢いで手から離れてロケットのように飛んで行くのを見たこともあります。



じゃあ、どういうのが危険か?どうやったらガジェットを守れるのか?というのを考察してみたいと思います。


危険なシチュエーション想定

  • 手で持つ

滑って転んだら手に持って使っていたガジェットがすぽーんと飛んでいく率60%。すべりやすい手袋とかをはめてるともっと危険。ストラップとかで飛ばさない対策が必要。

胸ポケットだと滑って見事に転んだ拍子に中に入れてたガジェットがすぽーんと飛んで行く率10%。ポケットから飛び出すには相当派手に転ばないとダメだから、まあ安心だけど油断禁物。そしてポケットでもお腹付近についてる横ポケットの場合は転んだ拍子に自分でガジェットに一撃の必殺スンタプを喰らわす率20%。

  • お尻のポケット

滑って転ぶとたいてい尻もちつきますから、ここは危険。滑って転んでバッキリ逝く度85%。

  • かばんに入れる

滑って転ぶとかばんを自分の下敷きにしてしまったり、かばんそのものをすっ飛ばしちゃうことも。そうなると中に入っているガジェットも当然危険にさらされます。ノートPCの液晶が割れ、デジタルカメラのフレームが歪み、携帯電話のバッテリが吹っ飛ぶ。そんな危険40%。


傾向と対策

  • ガジェットは前で持て

人は歩くとき、後ろの足を前に踏み出すことで前に進む(当たり前)。だから、足を滑らせるときは前方向へツルッと行きがちで前のめりに転ぶことは少ない。そういう傾向から考えると、小さめなガジェットは体の前面で保持する方が安全かも。後ろは自分の下敷きになる可能性大で間違いなく危険。腰に付けるデジカメケースとかウエストポーチとかも後ろに回すと危険。

  • 使うときは気をつけろ

携帯電話やスマートフォン、デジカメみたいな小型のデジタルガジェットの場合にありがちなのは、歩きながら操作してて足を滑らせた際に手からスルッと滑って飛んで行ってしまうパターン。毛糸の手袋しながら滑り易い皮ケースのスマートフォンをいじってたりなんぞしようものなら、滑った途端、まるでうなぎをつかむが如くすぽぽーんと手の中からスマートフォンが飛び出して行くのは想像に難く無い。

  • 卵が割れないアレとか

落とす、ぶつける、踏んづけるなどでガジェットに衝撃を与えてしまうことに対する対策として考えられるのは耐衝撃ケースなどに入れること。ガジェットやノートPCなんかをそのまま剥き出しでポケットやかばんに入れるのは危険。なんらかのケースなどに入れるか、他の荷物で衝撃がやわらげられるような状態にしておくとか。まあ、派手に転んでぶつける衝撃から守ってくれそうなケースってそうそうありそうにないですが・・・。

  • そもそも

一番いいのは転ばない。転ばないのが一番。靴の裏にスパイクとか滑り止めゴムが付いてる靴を選ぶ。後付けでそういうのがついてない靴につけるアタッチメントとかもあります。

コンパル ワンタッチ滑り止め M (23.5~26.0cm)

コンパル ワンタッチ滑り止め M (23.5~26.0cm)

  • 究極の技

冬はデジタルガジェットを外に持ち出さない。



ホント、冬が寒い地域の人でこういうことを気をつけてても、やっちゃうときはやっちゃいます(クラッシュ)。でも、ほんのちょっと頭の隅にこういうこともあるんだってのを留めておくと、いざと言う時にガジェットを守れるかもしれません。



このエントリを冬の凍結路面で滑って転んだがためにクラッシュした全てのデジタルガジェット達に捧ぐ。