2012年に向けて思うこと

新年あけましておめでとうございます。



世界的に見るとさまざまな災害があったり、著名人が亡くなったり、様々な国や地域の体勢に大きな変化が起こったりと、振り返ってみると昨年2011年は激動の年でした。ニュースを見ると、本当にこれが一年で起きたの?ってくらいにいろんなことが起こりました。



しかし、自分のことで振り返ってみると、2011年はここ5年ほどの間では一番安定した生活を送る日々でした。


それまではと言うと、2006年に転職で東京へ行き、2007年末で体壊してリタイアして実家にリターン。2008年は体調取り戻すべくリハビリしつつ暮れに地元で仕事再開。2009年は仕事に北海道でのネット交遊範囲の拡大につまのひととの付き合いに明け暮れた一年。2010年前半は結婚で半年ほどドタバタ後半は変化した新しい生活にドタバタ。


2011年は結婚しての生活の変化にも慣れ、札幌を中心にいろんな活動に参加してみた一年でした。


2012年を取り巻く社会情勢


ちょっと自分から離れて世の中の状況に目を移してみると、今の時代というのは大きな変化の時期だということをよく考えるようになりました。



1980年代から大きく普及したコンピューター、そして1995年以降にめまぐるしい発展を遂げているインターネット、これらによって様々な情報をやりとりする事が可能となり、それによって社会や生活のあり方が大きく変化する情報革命、そのまっただ中で我々は生きています。

歴史の教科書で習ったような農業革命、工業革命(産業革命)に続く第3の革命、情報革命。



コンピューター制御で動く様々な装置が我々の社会を豊かにするのと同時に、世界中の人が自ら情報収拾・発信する手段を得て、限られた情報しか知り得なかったかつてとは全く違う状況になりました。それは、情報を囲い込むことで存在しえていた体制や産業をじわじわと解体し、また人々の繋がり方の形も大きく変化させつつあります。


緩やかな死へと向かう日本社会


今の日本の状況は、じわじわと温度が上がる釜の中にいるカエルみたいに気づいたら茹で上って死んでしまうような状態。



1990年頃のバブル崩壊で崩れた国民が働く環境の歪みが、その後20年で解消されるどころかますます悪化の一途を辿っています。若者には仕事が無く、正規社員と非正規雇用のような形だけの労働状態の分裂が起こり、老人は老後の保障がないのでいつまでも仕事から離れられない。

目指すべきは、かつての良き時代という過去の状況ではなく、今の時代の状況に即した新しい体制のはずなのに、いつまでも仕事のやり方を変えられずに変化できない多くの産業を守る方ばかり優先され、新しい体制、新しい仕事を生み出す方向へはなかなか変化していけずにいます。



なかなか変化できないのは産業だけでなく、政治や行政も同様であり、与党や首相が何度変わっても国民の期待は裏切られ続けています。

国家と言う大きな枠組みの舵取りは、長い目で先を見て破綻しないように情勢の変化をうまく捉えながら新しい形へと変化し続けなければならないのに、いつまで経っても場当たり的な対応に終始して未来の可能性を前倒しして食いつぶす方向性が打開できていません。


自分がおかれている状況を振り返って


自分の立場から将来を考えてみると、いろんな点から未来があまり見通せない状況だというのに気づきます。



「仕事は非正規雇用契約社員で昇給や昇進とは無縁な状況であり、雇用先の動向如何で簡単に翌年の仕事が無くなる状況なこと。」「地元での雇用状況は3年前に仕事を探していたときも今も変わらずジリ貧な状況であること。」「東京に出たときに無理しすぎて悪化させた腰痛はその後も完治せずで、今でも肉体労働系の作業や過度の移動、長時間の仕事は無理なこと。」


両親と同居生活ですが、そろそろ両親も年金生活となること、去年までは夫婦共働きでしたがもし子供ができたらしばらくは自分一人で稼ぐ必要があることから、最低でも今レベルの安定した生活を続けて行くには何らかの手段で収入を向上させる必要があります。



0から新規一転、新しい土地に移って何かを始めるってことは難しいのですが、情報革命で場所を飛び越えて情報をやり取りする事が可能となった今では、この登別に住みながらでも何か新しいことを出来る可能性はありそうです。


地域活動から新しい何かを生み出す


2011年の9月に行われたLDD’11/Fall in KUSHIROという「ITで釧路をディベロップする!」というテーマのセミナーイベントに参加してきて、地方から情報革命にまつわるIT関連な活動を通じて、新しく何かを起こしていけるんじゃないか?という可能性を感じさせてもらいました。



IT技術を使ってさまざまな地域情報を情報公開し地域の知名度を広げたり、行政の活動に市民が参画したり、新しい何か、産業でも名物でも活動でもいいのですが、を生み出したり。

核家族化が進み、世代で分断されてしまうことが多かった同じ地域の住民の中で、IT技術を通じて何かしらのきっかけを作り、地域から何か活動を起こしていければ、それは新しいその地域の活力へと結びつく。



地方では都会と比べると5年から10年は遅れているIT技術の活用ですが、そういう世界や技術の紹介、地域情報の公開などを地元で何らかの活動をすることで広めて行けたらと考えています。


2012年に向けての抱負

1. ブログを足がかりとして、ネット上での活動の幅を広げる

 自分にとって、ネット上の活動場所の基点となっているこのブログですが、今までもさまざまなジャンルの記事を書いてきたのを今年はより加速・増量させたいと思っています。

 自分の好奇心からピックアップした様々な内容をエントリとして書き残していますが、ここ数年はその頻度がちょっと落ちがちでした。体調崩してたり、あちこち出かけていたり、結婚など環境の変化でドタバタしてたり、といろいろありましたが、今はもう安定した生活に戻って来たので、昨年末からブログ更新ペースをじわじわと戻して来ています。


 いままでいろんな状況からセーブしてたブログ更新に本腰入れる事で、このブログをより多くの人にも知ってもらい、これをもう一つの自分の仕事にしていきたいと考えています。ブログから収入を得る手段は、現状ではそれほど多くはないのですが、そこは活動如何でいろいろと発展するものだと考えて、とりあえず今年は種まきの段階かな、と。


 昨今のブログでは、とにかくアクセスを集めるべく炎上マーケティングや釣り見出しに力を入れるところが多いですが、あくまでも自分の興味に基づいた内容を如何に興味深く読んでもらえるか、という点を重視したスタイルで更新していくつもりです。今までもこれからも。



 ブログを仕事のひとつにする、という観点ではとりあえず2012年一年で100万円稼ぐのを目標とします。


2. 地元で何かを始める地域活動についてのチャレンジ

 地元に戻って来て感じているIT技術への理解や利用が都会と比べてずっと遅れているという件ですが、そうは言っても地方を盛り上げて行くためのきっかけとしてそれらの活用は欠かせないと思っています。新しい産業や活動を起こすのもそうだし、行政に住民がもっと参加していくのもそうだし。

 そこで、地元で何か勉強会でもいいし、セミナーイベントでもいいし、何かしらITやネットにまつわる活動を起こそうと考えています。地元には室蘭工大もあるので、大学生とコラボするのとかも良さそうですし、もうちょっと範囲広げると苫小牧高専などもあったりするので、胆振管内くらいまで範囲広げて何か活動できたらな、と。


 これは今年前半で何を行うかアイデアを考えて、4月以降くらいで実際の活動に繋げて行ければと今の所考えています。


3. 今後の活動を発展的に継続させるため、健康回復につとめる

 何事を行うのにも大事なのは健康。それは、体を壊して一旦リタイアした身だからこそ、痛いほど実感しています。

 今も腰痛が完治していないため、肉体労働系の作業はほぼ無理ですし、一日数時間以上歩いたり、座りっぱなしだったりというのも相当にきついです。ちょっと無理すると、しばらく腰の調子が悪くなって無理出来ない状態になってしまうという。


 とは言っても、今後のことを考えるとずっとこの状態のままという訳にもいかないので、運動やストレッチなどのリハビリ活動を日常生活の中に組み込んで、少しでも腰の調子を改善できるように。


最後に


社会的な状況も、自分の個人的な状況も芳しくない2012年初めですが、今はさまざまな状況がどんどん移り変って行く時期でもあります。むしろ、個人的なことだけでなく社会的な状況も、自らの行動でより良い方向へと変えて行くための行動をどんどん起こさなくてはならないタイミングなのかもしれません。



20世紀後半に生まれ、生きて来た自分の生き方や行動を、情報革命によって変化していく21世紀型のそれに合わせて変化させていく、そんな年にするべく今年はいろいろとチャレンジしたく思っています。

このブログを読んでくださっている方々とも、何らかの活動でいっしょに何かすることになるかもしれません。今年もよろしくお願いします。