ブログを使う人の数だけいろんなスタイルがある

やっぱり「日本人にはブログより日記」なのかも - カイ士伝」を読んで。


ブログに対して及び腰となる3つの理由として挙げられてる「タイトルをつけるのがめんどくさい」「反響がない」「めんどくさい」について語られてるのを読んで、思ったところを。


「タイトルをつけるのがめんどくさい」


いやー、ホントその通り、タイトルつけるのめんどくさい!! って、ブログ書いてる自分も思います。ブログ書くときもたいていはタイトルを一番最後にうんうん言いながらつけるけど、大抵の場合たいして良いタイトルは付けられないですよねえ、うん。


ブログは書いた記事単位で読まれて、外で紹介されるときはたいていタイトルで紹介されるので、そういう意味でタイトルってのは非常に重要なんだ!ってのはよく言われてる話で確かに納得なんですけど、センスない人には難しい。無理してタイトルつけると、たいていブクマで突っ込まれてるし……書いてる本人も大げさだなー、なんて付けてる時ありますからね。



「思わず読みたくなるタイトルをつけるべし!」なんてのもよく言われてますが、その結果「◯◯する7つの方法」みたいなやたらと数字が入ったタイトルとか、電車の中吊り広告に並んでる記事見出しみたいなタイトルがネット上に溢れかえる羽目に。ブログとは関係ない新聞社の記事のタイトルですら影響されてる始末。



「ブログってのはタイトルで人を釣るもんじゃねえよ、あの人が書くものだから読みてえんだ!って言わせてなんぼのもんだ、てやんでい」って言ってみても、世の中に溢れてる扇動的なタイトルは無くなりません。



たまに勢い余って、タイトル付けないままに本文アップしちゃってる時もあったりとか。ホント、タイトルをつけるのは難しい。ベタって言われてもいいから、記事中身が分かるタイトルを素直につけちゃっていいじゃないですかね、思いつかない時は。


「反響がない」

気軽に反応をつけられる「いいね!」とか「お気に入り」があるfacebooktwitterはホイホイ反応もらえるし、コメントとかリプライとかも比較的つけてもらいやすいってのがありますが、あれはやっぱ構成単位が小さくて反応もしやすいってのがありそう。


ブログの場合には、ある程度文章量が長くなりがちでなんかおいそれと軽々しく反応がためらわれる感じがするし、何よりもブログというそのブロガーの場所に入り込んで書き込まないとイケないってのは心理的にちょっと障壁が大きい気がします。


でも、「いいね!」や「お気に入り」に相当する「はてなスター」があったり、twitterfacebookにリンク紹介したり、はてブのようなソーシャルブックマークでブックマークしたりコメントしたり、なんていう反応する方法もいろいろと増えたことで、ブログだから反響がない、ってな状況はそれほど無いのかもしれません。



後、反響もらうには、書いてることを欲してる人の所に届けないといけないってのがあるので、今だとSNSで更新情報を流すってのは重要かも。読まれずして反響は生まれない。


欲してる人の所に欲しがるものをってのは、自分が書くものを気に入ってくれる人を読者として確保する、いやー、これは自分にはできないので、コツコツ記事更新するしかないとこですね。たくさんいろいろと書いてると、ぽつぽつと読んでくれる人が増えていって、twitterでフォローされたり、RSSリーダーで登録してもらえたり、ブックマークされたりします。



最後、長くブログ書いてて思うのは、自分が思う自分の書いた記事への想いと読んでくれた人が返してくれる反響は一致しないってことを心の片隅においておくといいってこと。


自分が気合入れて書いたからって、その気合に必ず反響があるとは限りませんし、適当に流して書いたものに大きな反響があることもある。正直、予想なんてできません。反響が返ってきたら、「ああ、こういうのが反響あるのかー」と納得するだけ。反響が欲しくて、そういう記事ばかり狙って書いてると、自分が書きたいことが書けなくなっちゃいますしね。


「めんどくさい」


3つの理由のひとつめが「タイトルをつけるのがめんどくさい」でみっつめが「めんどくさい」………めんどくさいが二回登場してるよ!きっとこれは大事なことなんだよ!!というか、「めんどくさい」は最強の呪文です。


この言葉はすべてをかき消すキーワード。「タイトルをつけるのがめんどくさい」「文章書くのがめんどくさい」「ネタを探すのがめんどくさい」「めんどくさい」「めんどくさい」「なにもかもめんどくさい」



ブログも別に無理してまで書くもんじゃないと思ってるから、「めんどくさい」が出てきて書くのやめちゃうんだったら、書かないでいいと思います。それを乗り越えても書きたいことがあって、初めて書かれる意味があるんじゃないかな。


「やっぱり日本人にはブログより日記?」


なんか懐かしいフレーズがw  ブログが登場した頃によく言われてましたよね、コレ。



スタイルとしてブログよりも日記的に書きたいとか、もっと気楽に忘備録的に書き残したいだけ、とかいうのは、ブログ論とか書いてるとたまに反応でもらいます。それをツール的にに叶えてくれるブログサービスがあれば、そういう人達をゆるく取り込めそうかなーってのは確かにあるかも。


何も専用のそういうブログサービスをリリースしなくても、ブログサービスの中でそういうお手軽モードみたいなのを実装すれば行けそうな気もしますけど、どうなんですかね。タイトル付けなかったら「2013年4月7日の日記」とか勝手に付く(これは後から振り返り用って意味とブログサービス上でそのまま活用できるので)とか。


公開範囲の違い


自分が何かを書くときって、まとまった文章はブログ、ちょっとした思いつきとかはtwitterって形で、facebookには案外書き込めないことが多いです。



ネットに書くからには多くの人に読んでもらいたいことが多くて、twitterfacebookならtwitterを選びますし、じゃあ特定のメンバーにだけ公開できるfacebookにそういう内輪ネタ書くかというと、それはそれでそんなに書くことを思いつきません。内輪だけ、オフレコな話ってのはfacebookでもあまり書かない。地味にどこから外に漏れるか分からないから。


ブログ人口の広がり、これからブログを始める人達

ブログサービスがいろんなインタフェースを取り入れることでブログの間口を広げていくってのは有りだと思うし、そういうのがもっと出てくればいいと思うけど、そういう新しいカタチが無くてもブログはじわじわ広がっていくかなーって気はしてます。



ブログを始めるってことは、まずはネットを使っているってことが大前提。そもそもその大前提たるネットを使っているってところがクリアできていない人達はいまだにたくさんいますが、時代とともにそういう人達もネットを使いはじめるようになってきてますから、そういうネットを使い始めた人がネットの利用法のひとつとしてブログというものがあって、ってところに到達して、これからブログ始める、ってのはきっとこれからもたくさんある。


これから育っていく子供とか、今まではネットに手を出してなかったけど老後に使ってみようとするシニア層とか、twitterSNSでネットに書き込むことにデビューした人がもっと自分の場所を作ろうしてブログという形を見つけるとか。


ブログを使う人の数だけいろんなスタイルがある

ブログってのは、いろんなスタイルがありな場所。



毎日、ひたすら写真を貼り続けるだけってのもありだし、タイトルなしで日記的に文章を書き続けるのもあり。ひたすら長文をかくのもあれば、ワンセンテンスだけで短くまとめたっていい。文章だけがっつり書くのもあれば、写真や動画をうまく使って分かりやすく説明いれるのもあり。どこかの情報や他人の書いたことに言及する形もあれば、ひたすら自分のうちから湧き出るものを書くものあり。収益もとめてアフィリエイトしたければすればいいし、自分は商売っけ一切なしに書きたいことだけ書くというこだわりがあるなら広告一切なしでもいい。



みんな、自分が発信したい内容を自分のやり方でブログにまとめればいい。そういう自由な場がブログ。



ブログを使うとこんなことができる、こんなことがあった、こういう使い方もありだよね、なんてそんな話題をこれからも続けつつ、新しい人を取り込んでいけたら、と思います。