ネット世界の端っこでかつての自分と出会う

世の中のいろんなことがネットに書き記されるようになって久しい。けど、いろんな情報がネットに溢れてるのに、いくら探しても欲しい情報がネットには無いなんてことがあるのもまた事実。



ネットに探してる情報が公開されてるってのは、どこかにそれを公開してくれた人がいるから。さまざまなwebサービス、どこでもネットできるモバイル機器など、ネットに情報を公開するために必要な環境がより多くの人に何処ででも利用できる形で広まったせいで、あらゆる情報がネットに溢れるようになった。でも、まだまだそういう環境が広まっていない、ネットを使うことが一般化していない地域、分野、ジャンルも残ってる。正確にいえば、ネットを使うというか、ネットに何かを発信することが一般化していない、だ。



そういう場所の情報を探して見つからないなんてのは日常茶飯事で、自分が見つけられなかった情報を自分で解決したり、体験したりした後、その情報をネットにアップしておくとネット世界の端っこをホンの少しだけ広げることができる。



しばらくして、すっかりそのことを忘れた後で、再び同じ情報を探すと今度は自分が広げたネット世界の端っこが見つかる。そこには自分が広げたネット世界の痕跡が残ってる。時にはそれを足がかりに何人もの人がその情報を膨らませてくれてたりすることもある。



そうやって、ネット上でかつての自分の分身と出会うのは案外楽しかったりする。昔に感じてたことが長らくずっと変わっていないもんだなー、と思いきや、一方ではあれからたった数年でこんなに状況変わっちゃってるんだ、と変化に驚いたり。



日々変わっていく世界の中で生きてるんだもの、感じたことや考え、環境、状況なんかはどんどん変わっていくのは特に驚くことでも無いけれど、ネットで出会う過去の自分が残した何かはその時の自分の分身であることは間違いない。