ネットという砂浜に落ちているあなたの記事が拾われる奇跡

一生懸命調査して、「これはきっと誰かの役に立つ」と思って1時間以上かけて書いたブログ記事が、ほとんど内容が無い釣り記事より全然アクセスが少ない

アクセス - はてな匿名ダイアリー

ある記事へのアクセスって、「その記事に対する評価」じゃなくて、「どれだけ人の興味を引けたか」って要素のが圧倒的に影響するから、増田が嘆いてるみたいなことってよくある。よくある。


本文よりタイトル勝負な釣り記事


ネットを彷徨ってて、twitterのタイムラインでもfacebookのシェアでもニュースサイトでもはてブのホットエントリでもなんでもいい、紹介されてたリンクをクリックするのってどういう時だろう?って言えば、そのリンクされてる記事タイトルに興味が沸いたとき。だから、アクセスが欲しかったらまずはタイトル!タイトルに始まりタイトルに終わる!タイトルなきゃリンクも貼れねえ!ってくらいタイトル重視な訳です。なんせクリックする前の前情報って基本的にソレしかないんだから。



人の興味を引くためのキャッチコピー、いわゆる電車の中吊り広告の見出しとか新書のタイトルとか、そういうのに使われてるテクニックを記事タイトルに応用することで、アクセスは何倍も変わる。数字入れるとか、読んだ人のメリットを書くとか、コンプレックスを刺激するとか、そんな感じのテクニック。


その記事のそもそもの対象者


ある記事があったとして、それが素晴らしくよく書けている記事だけど、アクセスが全然無いってとき、上述してるようなタイトルの要素とか関係なく、そもそもその記事を必要としている人がどれだけいるのか?って話もある。



「東京の穴場ラーメン店」の記事と、「室蘭の穴場ラーメン店」の記事、どちらも同じ内容でよく出来た記事だったとして、同じように紹介したとしても、たぶんアクセス数は10倍、100倍違うだろう。それぞれの記事の対象読者たる東京に住んでる人と室蘭に住んでる人の人数の違い。



ネットに何か記事を書くことで、世界中の人に読んでもらえる可能性は得られるのだけど、その記事のそもそもの対象者以外に読んでもらえる可能性ってのは限りなく低い。読む人だって有限な時間を使ってネットを見てるんだから、興味あるものしか読まないから。


その記事を必要な人に届けられているか


その記事の読者対象がどれだけいるか、って話に繋がる話として、書いた記事がそれを必要としている人に届けられていますか?ってのもある。



頑張って調べて記事を書いた、ハイ、アップした!、だけでは、ほとんど誰にもその記事の存在に気づいてもらえない。気づいてくれるのは、ブログならマメに更新をチェックしてくれる購読者達、増田やはてなダイアリーはてなブログみたいにあるブログサービスの最新更新を眺めてて気になった記事を読むって人くらいなもの。いるんだけど、たぶんとても少ない。



twitterfacebookをやってるなら、そこで更新したことを告知すれば、自分のフォロワーや友達の中で興味を持ってくれた人が読みに来てくれるかもしれない。



そこから後は二次的な拡散を待つことに。要は最初に気づいて記事を読んでくれた人が、その記事を評価して更に他の誰かに紹介してくれるってアクション。twitterfacebookでの紹介、はてブ、ニュースサイトなどなど。

書いた記事の評価がよく、それを評価する人に読んでもらえた場合には、どんどんと記事は拡散されて多くの人に読んでもらえることとなる。たまに、数年前に書いた記事がいきなりドン!と読まれたりすることもある。世間の流れがたまたま昔書いてた記事にヒットするような流れになって発掘された!みたいに。


自分の記事を必要としてくれる人に見つけてもらう


自分の記事がより多くの人に読んでもらえるようになるためには、自分の記事を必要としてくれる人に見つけてもらうってのが重要になる。なんていうか、これはもう、コツコツとあるテーマについて書き続ける、発信し続けるってのに勝る手法は無いと思う。ベタながら。



後は、twitterとかで自分が書くネタに興味ありそうな人をこちらからフォローする、なんてのも地味に効果あるかも。フォロー→フォロー返し→更新情報を見てもらう、的に。



というようなことは、長らくブログとか書いてると誰しもが実感として認識してるけど、こういうネタもやはり埋もれやすくてなかなか読まれないネタだったりする。「ネットに何か長文書く人→少ない」「多くの人に読んでもらいたいけど、面倒なことはしたくない→多い」ということ。