ネットの向こうに人はいることが想像できない妄想世界


あなたは私の妄想じゃない - べにぢょのらぶこーる」を読んで。

あまりにネットに傾倒している紅を見て 「妄想世界の人間を好きとかどんだけpgr」
「しょせん妄想なのに必死杉w」*1と常々バカにされているんだけど。

ハハハ、自分と同じような人がいた(笑)

紅がネットに強く惹かれる理由は、”画面の向こうに生身の人間がいるから” です。

ネットの向こうにいるのが生身の人間だから、その相手とコミュニケーションするのがこんなに面白いのに、「妄想世界の人間を好きとかどんだけpgr」「しょせん妄想なのに必死杉w」ってのを聞くと、「ネットの向こうにいる生身の人間を想像、認識できないなんて、どんだけ自分の妄想にはまってるんだよ・・・」という想いが沸々と。



リアルだって、ネットだって、人は全ての面を見せてくれる訳ではなくて、そこで見えている範囲でしか相手のことは分からない。でも、互いを認識し、分かり合おうと思えばリアルもネットも関係はない。

自分の頭の中に相手のイメージを作りだして、その妄想にただ浸っているのなら、リアルだろうとネットだろうと変わらない独りよがり。

ミクシィで犯罪告白しちゃう人や2ちゃんねるで 「初心者だから教えて!」 とマルチポストする人、ブログに匿名で心無いコメントを残す人の方が、ネットに対する現実感が希薄というか、半分妄想の世界だと認識してるのではないかなぁと思いました。

ミクシィで犯罪告白しちゃうって人はネットでは書いたことが残ってアクセス制限しなければ誰でもそれを見にくることができるという意識がない、そこは放課後の教室や居酒屋でのでの雑談と同じように見えても違う場所。

「初心者だから教えて!」とマルチポストする人はネットにいる人をサポートの人と勘違いしている、あくまでもボランティアで教えてくれる人に対しては礼儀をもって接するべき。あなたが回答を欲しいがためにマルチポストした投稿は、ボランティアでそれに答えてくれるような人にとってはひたすら同じ内容のDMが送られてくるようなもの。一つで内容は分かるというのに。

ブログに匿名で心無いコメントを残す人は、自分が同じ内容を言われたときのことを想像したことはあるんだろうか?所詮現実で会うことはない相手だから何を言ってもかまわないと思ってないだろうか?



ネットでのコミュニケーションにはまってると珍獣扱いされた時代から随分たって、ネットを使うようことが随分と普通になった今でも、ネットが妄想世界のままな人はまだまだ多そう。

生身で人と会ったりするのに比べると現実感に乏しいがゆえに妄想世界として認識してしまう人が多いのかもしれない。



でも、生まれたときから普通にネットがある人たちにとっては、ネットもリアルも区別無く融合してる認識になるんだろう、と思う。そんな時代は、もうすぐやってくる。