ニュースサイトに紹介されるときのブロガーとしての心情


一次情報発信者はニュースサイトの言いなり。」を読んで。

孫ニュースサイトでいつも気になるのは
「記事名」(○○さんより)
みたいな紹介の仕方。○○ってのは別の子ニュースサイト
その記事、お前が書いたものじゃねーから!

私もニュースサイトで記事を紹介してもらうことが多い身として、その紹介のされ方が気になることがままあります。

上記の引用のように、さも別な人が書いたかのように見られる紹介のされ方は、絶対にするな!とは言いませんが、あまり快く思わないのも確か。


元記事を書いた人の心情と紹介する側の心理


元記事を書いた人は、自分が書いたものが紹介されるってのはとにかく嬉しいものです。ただ、書いてる側としては自分がこの記事を書いたんだ、ということはやっぱり認識してもらいたいものです。だから、「記事単独を情報として扱うから、それがどのブログで書かれていたか(誰が書いたか)なんかは知った事ではない」という主張を見ると、ちょっとカチンときます(苦笑)(滅多に見かけないが、たまに見かける)

自分が書いた記事は自分が作ったものだ、という思いがあるからこそ、まるで自分じゃない人が書いたかのように見える紹介のされ方は、せっかく紹介されているにも関わらずちょっとがっかりしてしまうのです。



一方で、紹介するニュースサイト側からすると、「記事タイトル - ブログ名」のような形だと、長くなりすぎて見栄えが悪いとか、記事タイトルとブログ名がごっちゃになって分かりにくくなる、というのはありそうです。

ニュースサイトでは、自分が情報を拾ってきた情報源のニュースサイトをニュースと共に記載するという文化がありますが、元記事を書いてるブロガーからすると、それと同じように扱って欲しいというのはあります。何らかの形でこのブログにその記事があるんだ、というのが分かる形で紹介して欲しいってことです。



私がブログでどこかに言及して何かを書くときは、その記事のタイトル情報をそのまま持ってきてリンクしています。「「記事タイトル - ブログ名(サイト名)」を読んで。」ってのがそうです。元記事のタイトル情報からそのままとってきているので、記事タイトルとブログ名の両方が入ります。

ニュースサイト経由でその記事を拾ってきたときは(from ○○)という形で情報源を入れますが、私の場合、はてブRSSリーダーが主情報源でそっちで先に記事を見てしまうことが多く、そういう場合には特に情報源は記載していません(昔は入れてたけど、あまり意味が無いのでやめました)


ニュースサイトの場合、情報源は(from ○○、via ○○、情報源:○○)のように、情報源と分かる形で書いてくれれば、自分が書いた記事が他の誰かに書かれたように見えてしまうって問題は減るんじゃないでしょうか。細かい部分だけど、取り上げられる側は結構気にしている人が多いと思います。



たまに記事名を違う形にしてリンクされる場合もありますが、それに関してはよほど違う意味に書き換えられていない限りあまりどうとも思いません、私の場合は。

うちのブログで今までに一番アクセスがあった記事「何味か分かりません - 北の大地から送る物欲日記」、これ単独だと何の変哲もないただおにぎりを食べたという話題だけだったのですが、どこかのニュースサイトに「萌えおにぎり」として紹介された途端にものすごい勢いで広まって、数日の間に数万アクセスになりました。

このときは、そういう形にタイトルを変えて紹介してくれた人がうまいなぁ、と感心したのを覚えています。




ニュースサイトの話が出たので、ついでにもうひとつ。

はてなダイアリーでニュースサイトをやってる人をちらほら見かけるのですが、はてなダイアリーでは記事中にはてなダイアリーに関するリンクが含まれていると自動でトラックバックを飛ばすという仕様があります。

これ、はてなダイアリー内のブログに言及記事を書くときは非常に便利なのですが、羅列型ニュースサイトとかとは相性が悪い。羅列されたニュース記事のリンクからばんばんトラックバックが飛んでくるってことがままあります。


このブログのトラックバックの方針として、そのトラックバックを辿って飛んだ先に行って何らかの情報があるかどうかってのを判断基準にしています。ただのリンクだけだと、そのリンクを辿ってリンク先に飛んでも何も得るものがないので、申し訳ありませんがトラックバックを削除させてもらっています。

例えばid:yas-toroさんの「明日は明日の風が吹く」のように、紹介記事に対してコメントがあったりするニュースサイトからのトラックバックは、それを辿って行った先で読むものがあるのでそのまま普通のトラックバックとして扱っています。



って訳で、はてなダイアリーで羅列型ニュースサイトをやってる人、やろうと思ってる人は自動トラックバックの設定を見直した方がいいかもしれません。(過去にそれで何度かスパム騒動が起きてますので)



ニュースサイトとブログ、お互いに持ちつ持たれつな関係ですから、互いに対する配慮の気持ちを忘れずに気持ちよくやっていきましょう。