2012年、そろそろブログを始めてみてもいいかもよ?


2012年は面白いブログより面白いブロガー。面白いブロガーより鋭い視点や考えが人を集める*ホームページを作る人のネタ帳」を読んで。

「面白いブログ<面白いブロガー<鋭い視点や考え」? こうですか?


SNStwitter、ブログなどさまざまな形で情報発信するツールが出そろった2012年は、みんなそれぞれのツールの利用シーンにうまく適応しつつばらけていって、何かまとまった考えや視点を提供するにはやはりブログ、興味深いエントリを作り出してくれるのはブロガー、ってことで、ブロガーが注目の中心になるのかな、と思っています。


話題になった記事にアクセスが集中し易い構造


数年前だと、はてなブックマークやニュースサイト辺りで取り上げられることで大きなアクセスが来る、なんてのが自分のブログのアクセス解析見てて気づくパターンだったのですが、最近はtwitterからくるアクセスが随分と増えました。はてなブックマークやニュースサイト、他ブログで取り上げられるなどのアクセスは、エントリをアップしてから数時間〜数日くらいのタイムラグの後にやってくるのですが、twitterからくるアクセスはいきなりどかんと来る事が多々あります。

いままでは、マメにwebを巡回してるような人達の間で共有されてた興味深い記事が、twitterが流行ったことでより多くの人に拡散する可能性を得たってのが妥当なところでしょうか。スマートフォンでのアクセスが随分と増えているのもtwitter経由でアクセスされていることを示しているかもしれません。



自分が興味ぶかく読んだ記事のURLを紹介したり、他人の記事紹介をRTしたりすることで、twitter上で興味を引く記事はどんどん拡散していきます。これはまだtwitterが流行っていなかった数年前には無かった現象。これにより、話題になった記事にさらにアクセスが集中する構造ができています。


自分のブログを知ってもらう手段


そんな訳で、今では自分のブログを知ってもらう手段としては、twitterをやってそこでブログ更新を流せばいい、ってのが生まれました。ある程度のフォロワーがいれば、興味を引く記事を自然と広めてくれるので。

ただ、ブログ更新だけつぶやいてるtwitterアカウントってのは、他人から見ると単なるRSSフィードと変わらなくて、twittertwitterで普段の普通のつぶやきなんかに使いながら、更新情報もいっしょに流す、ってのが大事。今はリスト機能である程度フォローしてる人を絞ってみたりもできるようになってるので、フォローされてても見られてない、そんな状態では気づいてもらえませんから。



そして、自分のブログを他のブログと区別して認識してもらうってのは、読んでくれた人に何かひとつでも心に引っ掛かる部分を書くこと。それも、自分でしか書けないような内容が望ましい。他人でも簡単に書けちゃうことなら、わざわざそのブログに読みにくる必要はありませんから。自分が普段、頭の中で考えてることをパーッと出すのが一番。



そして最後は、忘れられないうちにどんどん次を書くこと。もちろん素晴らしい内容、尖った内容でがつんと興味を引くのは効くんですけど、「あれ、このブログ、最近よく見るなあ」というマメな更新力には適いません。忘れられる前にどんどん更新!


小手先の技はいらない


文章を書くスキルや、注目を引くタイトルの付け方、多くの人が興味を持つテーマなどなど、アクセスを増やすための方法論なんて後からでもいくらでも学習できます。というか、最初からアクセスありきでブログ書き始めるのはつまらない、まずは自分の好きなようにいろいろと書いてみるのが吉です。

とにかく、自分にしか書けない自分が考えてることをどんどんブログで書いてみるところからスタートしてみると、次第にいろんな所が気になって、自分なりのスタイルが出来ていきます。


逆に、釣りタイトルとかわざとサイト内で何度もクリックしないと記事にたどり着かない様なサイト構造などでアクセスを増やしたりする手法なんかから入っちゃうと、瞬間的にアクセスは稼げてもブログ、ブロガーとして認めてもらえることはなかなかありません。看板に偽りありな状態だから。



いままで自分の頭の中だけで考えてたことを、世の中のいろんな人に読んでもらえる機会なんて、ネットが普及しなかったらやってきませんでした。自分の考えを気に入ってくれたり、参考にしてくれる人がいれば嬉しいし、反対意見や違った視点が得られればそれを糧により自分の考えを発展させられる。そんなやりとりがブログの一番の醍醐味で、まあアクセスはおまけで付いてくる、くらいなものです。



ブログが終わったとか、また始まったとか、まあ見てる人はいろいろ言いますけど、書いてる側に回ると見てるだけよりもずっと面白いですよ。