寒さだけじゃなくて、雪も手強い今年の冬

緊急ルポ:もはや雪害!豪雪で集中攻撃される岩見沢の実情 [Doレポ] | 北海道PucchiNet」を読んで。


今年の冬は寒いというだけでなく、地域によってはやたらめったら雪が降ってて、しょっちゅう高速道路や鉄道などが不通になっているというアナウンスをテレビやラジオから聞いています。

特に大変そうなのは、札幌から北へ向かう位置にある岩見沢の大雪。もう何度「大雪のため、道央道、札幌から北に向かうルートは通行止めです。」のアナウンスを聞いたことか。


上記リンク先の記事の中程に、車載動画岩見沢の積雪の中を走る様子を撮影したものがありますが、雪が降らない地域の人から見たらなんじゃこら!な映像です。



私が住んでるここ登別とか、隣の室蘭とかは太平洋側なので降雪量は北海道の中でもかなり少ない方なんですよね。年間降雪量が113cm、最大積雪量も16cmだからカワイイものです。代わりに風がやたらめったら強くて、地吹雪が激しかったりするのですが。



後半の地吹雪がいかにもここら辺な感じ出てます。

Googleリーダーを用いて情報収集する環境を整える

日々の情報収集の巡回先は、自分にとって定番なサイトいくつかとはてなブックマークで上がってくる記事を中心に記事を読んできてたんですが、この方法だとどうも特定のジャンルの記事やサイトに偏ってしまうことが多く、ここいらでRSSフィード中心の情報収集スタイルに変更してみることにしました。


興味深い記事を書く人に注目する


自分がそれを読む事で何かを得たり、自分でも何かを書きたくなるようなきっかけや気づきを与えてくれる様な記事を書いている人はその記事一本だけが特に優れているという訳ではなく、多くの示唆に富むような記事を提供してくれています。そういう人のブログやサイトのRSSフィードを直接購読することで、より質の高い元記事にいち早く触れ合えるようになります。

ソーシャルブックマークまとめサイトで抽出された記事もいいのですが、どうしたってそれはワンクッション遅れてしまう。素晴らしいと思う記事に出会ったなら、その提供してくれるRSSフィードを直接購読して、自分の情報源としてしまえばいい。


RSSリーダーとしてGoogleリーダーをチョイス


今ではネットをどこでも簡単に利用できるスマートフォンが大きく普及しており、それを使うことで出先やちょっとした時間の合間などでもRSSフィードを読むことができます。私の場合はiPhoneを利用していますが、そこでの活用を考えて、さまざまなアプリで利用することができるGoogleリーダーを利用することにしました。


とは言っても、今の私の生活スタイルだと仕事へは車通勤で、家に居る時はすぐにPCを利用できる環境なので、それほどiPhoneRSSリーダーを利用するというシーンはないのですが。iPhoneでのRSSフィード活用は今日読んだ「大量のRSSフィードを捌ききるGoogleリーダー活用術 - Leopard LAB」という記事が非常に参考になりそうです。



最近、新たにRSSリーダーを使い始めた(以前にも使っていた時期もありましたが、最終的に未読の山になってました)ため、まだ登録しているRSSフィードは50程度と少なめ。普段、webを巡回して気になった記事ははてなブックマークへと登録しているので、しばらくの間はブックマークに登録のと同時にGoogleリーダーへのRSS購読登録も行い、購読するフィード数を増やしていく予定。


GoogleリーダーRSSフィードを簡単に登録する方法


気に入った記事を見つけ、そのブログやサイトをGoogleリーダーに登録したいときには、いちいちURLをコピーしてGoogleリーダー上で登録するよりも、フィード登録ブックマークレットをブックマークバー(ブラウザURL入力欄の下のブックマークを並べておけるバー部分)に登録しておいたのをクリックする方が100倍ラクチンです。


フィード登録ブックマークレットをブックマークバーに登録する方法はこう。


Googleリーダーで画面左上にある歯車マークをクリックして設定メニューを表示させ、下からに番目の「リーダー設定」を選ぶ。


「追加機能」タブをクリックして表示される画面の一番下にあるオレンジバックの青い「登録」という文字部分をドラッグ&ドロップでブックマークバーへと落とす。


ブックマークバーに「登録」が登録されたら、登録完了!(登録言い過ぎw)

後は、気に入った記事を見つけたら、その記事を表示してる状態でこの「登録」を押せば、GoogleリーダーへのRSSフィード登録画面へ自動で飛びます。


Googleリーダー上で被はてなブックマーク数を表示させる


はてなブックマークのヘビーユーザーとしてRSSフィードに被はてなブックマーク数を表示する機能はぜひとも欲しかったので、「GoogleReader plus Hatena」というユーザースクリプトを使って表示させています。

GoogleReader plus Hatena」の説明
http://code.google.com/p/gr-puls-hatena/

GoogleReader plus Hatena」のダウンロード先
http://code.google.com/p/gr-puls-hatena/downloads/detail?name=gr-plus-hatena_0.1.0_gk.user.js


登録したRSSフィードの分類法

次に、登録したRSSフィードは「巡回するときの分類」と「登録サイトのジャンル」の二種類でフォルダ分けしています。



Googleリーダーでは、左下の登録フィードにある登録したRSSフィードを分類するのに、その右側に小さくでてる▼を左クリックしてメニューを表示させます。

上のスクリーンショットでは既にいくつもの分類を登録した後で、それが一覧で並んでるので隠れてしまっていますが、メニューの右にあるスクロールバーで一番下まで表示させると「新しいフォルダ...」という項目があります。それを選択して、そのRSSフィードを登録したいフォルダ名を入れればOKです。

一旦登録したフォルダは、スクリーンショットにあるようにメニュー一覧に出てくるので、二つ目の登録からはそれを選択すればOKです。後からフォルダ名を変更することも可能ですが、最初に分類フォルダを作成するときは何かRSSフィードを一つ登録する、という形でしか作成できないことに注意。



私の作った分類は「巡回するときの分類」として

  • 01_注目(★★★):最優先で見るフィード。
  • 02_巡回(★★):時間に余裕があるときに見て回るフィード。
  • 03_保留(★):タイトル流し読み程度なフィード。
  • 04_まとめ:情報まとめ的なサイトのフィード
  • 05_家族:家族のブログ
  • 06_知人:知人のブログ

を作っています。頭に数字を付けてるのは、並び順のルールとして付けています。


それとは別に「登録サイトのジャンル」として、11〜の通し番号を頭につけて、ジャンル分け用のフォルダも作成しています。Googleリーダーでは一つのRSSフィードを複数のフォルダに登録できるので、こうしてざっくりジャンル分けもしてあります。これによって、ジャンルごとにフィードを読むことも可能になります。


手早くRSSフィードを見るために知っておきたいショートカット

ほっとくとどんどん貯まって行くRSSフィードを素早く読んでいくには、いちいちマウスで選択して読むのではなくキーボードショートカットを使いながら読むのが早いです。


まず、最初に覚えるべきショートカットは「?」で、Googleリーダーを見ながら「?」を押すとキーボードショートカットの一覧が表示されます。これで、操作に悩んでも大丈夫。


次に、登録フィードを選択するショートカットとして、Shiftキーと一緒に押すものを。「Shift + p」「Shift + n」で登録フィードの選択部分が上下に移動して、「Shift + x」でフォルダを開閉できます。そして、「Shift + o」を押すと選択しているフォルダやフィードが画面右側に展開されて読む事ができます。


次は画面右側のアイテムごとの閲覧に必要なショートカット。「j」「k」でアイテムを開きながら上下に移動します。一つの記事が長くて一度に読み切れないときは「スペース」を押して読みます。また、アイテムを開かないで移動したいときは「n」「p」です。


あと、もう一つ「r」を押すと、画面が更新されます。読んでる最中に新たに配信されたRSSフィードは更新することによって受信されます。RSSフィードを一通り読み終わって、新しいのが配信されてないかチェックするのが「r」ってことですね。



また、「Google Reader Open entry in background tab」というユーザースクリプトを入れる事で、アイテムを見てるときに「v」を押す事でバックグラウンドで元ソースを開くことができるようにしています。気になる記事は元サイトに飛んでみたい、というタイプの人には必須。「j/k」でパパパっと記事冒頭部分を流し読みして、興味深そうな内容の記事があったら「v」でバックグラウンドで元ソースをタブで開いておき、ある程度開いたタブが貯まったら、一つずつじっくり読んで行くと言うスタイルです。

https://chrome.google.com/webstore/detail/lcimnckjiicikfpppcgnjhiflibbnbel



今の所は、こんな感じでGoogleリーダーを使っています。まだ登録フィード数が少ないですが、日々の巡回で気に入った記事の元サイトをどんどん登録していくことで、自分にとっての情報収集ソースを育てて行けたらな、と。



Googleリーダーの使い方、私もまだ本格的に使い始めたばかりですが、これからの情報収集ツールとしてしばらく気合い入れて使ってみます。

Googleリーダー
http://www.google.co.jp/reader/

楽天が目指す電子書籍普及の道

楽天は12日、世界100か国で電子書籍事業を手がけるカナダのコボ社の買収を完了したと発表した。買収の狙いは、コボ社の電子書籍端末を日本市場に投入することにあった。端末は日本語の縦書き表示機能を搭載し、今春にも1万円未満で販売する。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120116-OYT1T00244.htm

電子書籍端末を安価に大量販売して、電子書籍を購入する土壌を作り、そこで一気に電子書籍を広めようという作戦ですね。




http://www.rakuten.ne.jp/gold/raboo/

楽天は「Raboo」という電子書籍サービスを始めてて、以下のようなコンセプトを打ち立てています。

<楽天が目指すこと>
OSやメーカーの違いに関係なく、どんな電子書籍ストアから購入しても、どんな電子書籍端末からも読める。
電子書籍を、どこで購入したかに関わらずお客様が管理できる。
リアル書店、ネット書店、電子書籍ストアでの人気の本がひと目で分かるような情報をお見せする。

http://www.rakuten.ne.jp/gold/raboo/concept/

コボ社の電子書籍端末を日本市場へ導入することで、電子書籍端末という読むデバイスの部分は広められるかもしれませんが、肝心の電子書籍サービスの方がどこまでのラインナップを揃えられるかって所が勝負の分かれ目になりそう。

現状の「Raboo」のサイト内を見てまわって、電子書籍の品揃えをみてきましたが、非常にあっさりとした導線しかなくて、まだまだ品揃えが少ないのかな、と思わせます。2011年8月のスタート時には1万点ほどだったラインナップは今では約3万点くらいになってる模様。




http://www.kobobooks.com/ereaders

kobo社の端末は、kobo eReaderと呼ばれ、Vox、Touch、Wi Fiと3種類ある。日本で1万円以内で発売されるというのは、6インチ電子インクスクリーンなWi FiかTouchだろうと思われる。


参考記事:カナダ発の“日本語表示可能な”電子書籍リーダー――Kobo eReader Touchレビュー - 電子書籍情報が満載! eBook USER



電子書籍端末は安価でモノクロ(従来の紙書籍の再現中心)タイプなものと、高価で多機能端末(従来の紙書籍の再現中心+新しいスタイルの電子書籍)に別れて、それぞれ進化していきそう。後者はいわゆるiPadの様なタブレットですね。

ネットは現実の世界の可能性を広げてくれるから勝手に広まっている

ほんとうに、そこまで仕組まれてたのかは分からないけど」を読んで。

いわゆる普通の人がネットに何かを発信するのって、実はその情報を欲しい人達に仕組まれていたんだよ!Ω"  ΣΩΩΩ えええっ!?ってのは、まあ、考え過ぎ、かな?


人はなぜネットに何かを発信するのか


まだwebが出来たばかりで、テキストと画像を表示するくらいしか無かった頃に何かをwebにアップしてた人達って、月に到達したから、南極点に到達したから旗を立てる、的な意味合いで、ネットという世界中の人が見に来られる場所ができたので、そこに自分がいる証を残してみよう、みたいな感じで何かをアップしてたんじゃないだろうか。

今からたった20年くらい前の話。



それから、あっという間に人々の間にネットを使う環境が広がり、webに何かをアップすることはどんどん広がって行った。HTML言語を記述してホームページと呼ばれる自分のサイトを作るのが流行った頃は、自己紹介に掲示板のみなんてサイトが流行った。自ら何か公開する内容を持っている人や声高に何かを主張する人なんてのは少なくて、とにかくネットという場所に何か自分という存在をアピールしたい、残してみたいってブームみたいなものだった。



やがて、日常的な雑記を日記形式で書く人が増え、これは普通の人が普通に発信するためのスタイルとしてそれが便利だったからなのだろうけど、日記サービスなどを経て、のちのブログエンジンの開発、無料ブログサービスの登場、流行の流れでブログという今に続く日常的な情報発信スタイルが確立された。



じゃあ、何故人はそこで何かを発信したのだろう?って思い返してみると、世界中の人に届く、読んでもらえるかもしれない可能性を持った何かを発信できる場所がそこにあったから。ネットという場所は大勢の人達の発信する何かによって作り上げられていく。



Web2.0なんて言葉が流行ってた頃から、気づけばもう結構時間が経ってしまって、結局Web3.0はやってこなかったけれども(笑)、あの頃から何が変わったのかといえば、「twitterが登場した」「SNSが大きく普及した」「スマートフォンの普及で携帯ネットとPCネットが融合しつつある」ってところ。


twitterが登場した


今なにしてる?を140文字でつぶやくサービス、twitter。分類的にミニブログとかマイクロブログと呼ばれてたりしたけれども、雨後の筍のように類似サービスが大量に現れた2007〜2008年を乗り越えて、結局残ったのはtwitterだけだった。



短いつぶやきを発信できる、というのは、ネットにおける発信のスタイルを大きく変えた。それまでのブログのようなまとまった文章を投稿するスタイルでは、どうしたってPCで書かれるようなどっかりとどこかに腰をすえて書く様な分量や内容がほとんどだったのが、twitterではモバイル環境からどこででも簡単につぶやくスタイルが主流となった。

どこでも簡単につぶやけることから、様々な他のwebサービスの情報発信の場としても活用されたり、フォロー・フォロワーという関係から多くの新しいコミュニケーションが生まれたり、favoriteやRTで情報が素早く広く拡散していくという現象も起こるようになった。


SNSが普及した


特に自ら情報発信しようと思う何かを持たない普通の人々にとって、あらかじめ公開する内容や交流方法などが用意され、現実の知り合いと時や場所を超えてネット上で繋がることができるSNSはとても居心地が良い空間となった。

自分の存在そのものが参加理由となるSNSによって、普通の人もネットに参加する理由や場所ができ、より多くの人がネットに情報発信する土壌を作り上げられた。


スマートフォンの普及で携帯ネットとPCネットが融合しつつある


まあ、これは日本ローカルな部分でもあるのだけれども、2000〜2007年くらいの時期を振り返ってみると、携帯電話によるネットとPCによるネットがほぼ分断されており、それぞれ別々な世界を構築していた。

このまま別々の二つのネット世界が別れてる形そのままに発展していくのかと思いきや、iPhoneの登場以後から普及期へと突入したスマートフォン、モバイル環境で使える携帯PCのような携帯電話、の普及により、かつての携帯ネットを成立させたフューチャーフォンがものすごい勢いでスマートフォンへと置き換えられて行く時代へと突入した。


これは、携帯ネットがPCネットへと次第に取り込まれて行くことを意味しており、結局ネット上はひとつの世界に集約されることとなった。もちろん、すでにネット空間は広大なエリアに展開されていて、そうそう簡単に全てを見渡せるような状態では無くなっているけれども。


ネットで普通に生きる状態


現実世界で生きていくとき、人々は日常で何かを発信しようとか考えずに普通に生きている。これがネット世界となると、何かを発信すること、140文字以内のつぶやきや写真投稿、ブログ更新、なんだっていいけれども、発信すること自体がそこにその人が存在している証となる。



ネットを使う道具がPCだけの頃からスマートフォンタブレットのようにより簡単にネットを活用できる道具がでてきた時代になって、より多くの人がネットに何かを発信して、ネット世界を構築する一員として参加できるようになった。

いわゆる「普通の人」が多くの発信をすることでネットに参加して、ネットは「普通の人」がごく当たり前に存在する空間となった。



それは、どこかの誰かにいぶりだされたからなのだろうか? きっと違うと思う。



ネットというのは、現実とさまざまな形で繋がりながら、現実をいろんな角度から拡張してくれる場所。それは知識だったり、人間関係だったり、自己表現だったり、仕事だったり。そうやって拡張されていく世界が面白そうで、だから人はそこに参加する。情報発信という形で。



将来「普通の人」が主役になる時代がやってくる、という数年前のWeb2.0の主張は、「普通の人」がごく当たり前にネットを使う時代がやってくるという予想で、それは先に挙げた3つの要素のような大きな変化で現実のものとなった。

「普通の人」が参加するもう一つの世界が出来たから、企業はそこをうまく活用して自分たちの商品開発やサービス展開の足がかりとしているのだ。


「普通の人」が参加した後、どうネットは変わって行くのか


SNStwitter、ブログが揃い、人々がネットに参加する土壌の基本はほとんど完成されたと言ってもいい状態になった。これらを中心として、写真共有、動画共有、動画配信、ファイル共有などいろんなサービスが周りを補う形でネットの世界はどんどん現実の世界の多くの部分を補完・拡張するようになっていくだろう。

twitterによる人々の情報発信の最小単位は、モバイルデバイスに搭載されたセンサーによる各種情報の自動発信などでより細かい情報発信へと進化し、それらから集められた膨大なデータは我々により便利な情報を提供してくれる基となるだろう。



「普通の人」が参加し、今までは見えなかった、隠されていた部分が多かった世界中の様子が明らかになるにつれ、一部の人が情報を操作することで実現していた現実社会の歪んだ部分はどんどん崩壊していくこととなる。



人々がネットから得た情報を拡散させる能力は、我々の能力を拡大し、多くの新しいチャンスを生む一方で、間違った使い方によって大きな社会的反動をくらったり、制御しきれない部分が社会に大きなダメージを与えるようにもなってきた。

多くの個人情報を預け高まる依存度とますます増大していくセキュリティ問題。ネットを活用する人としない人との情報格差。匿名性を利用して一方的に他人を攻撃する人々の存在。

ネットは多くの可能性を我々に与えてくれる反面、その使い方や高まる依存度がさまざまな問題点を生むこともあって、ネットの正しい活用方法の理解は今後を生きていくときに必須なスキルとなる。



きっとこれからのネットの広まりは止まらないだろう。それが現実世界の全てを覆い尽くして、新しい可能性を出し尽くすまでは。