ブログのコメント欄や反応に対してどう考えるか

極東ブログ: もうコメント欄を承認制にしますよ。みなさんもそうしたほうがいいですよ。」を読んで。

ブログにおけるコメント欄などの話。

ブログ・クソッタレ撲滅ルール
1. トラックバックは承認制にしなさい、ほとんどはゴミだから。
2. コメント欄は承認制にしなさい、イヤなこと言われっぱなしにしないでいてください。
3. ブログから離れたところに自分を受け入れてくれるコミュニティを持ちなさい。
4. できたらはてなブックマークのコメントや掲示板からのアクセスを気にするのはやめなさい。

「1.のトラックバックのほとんどがゴミだから」、というのは認めたくないけどそう言わざるを得ない状況。このブログは、かなりトラックバックを使っている方なので、それに応じてスパムではない正しい使われ方のトラックバックもそれなりにもらっていますが、まともなトラックバックトラックバックスパムの割合でいうと、3:7くらいでスパムの方が多いです。マメにトラックバックスパムを消すことを考えると、承認制にできるブログサービスなら承認制にする方がいいでしょう。



「2.のコメント欄を承認制にする」というのは、ブログのコメント欄が炎上するのを防ぐことができます。ただ、ブログの見た目上では炎上するのは防ぐことはできますが、爆撃を受けてること(誹謗中傷や荒らしなどのコメントが書き込まれること)自体はブログ運営者には見えますから、炎上はしなくとも本人がそれなりにダメージを食らうってのは残りそう。

炎上で余計に被害が広がるのが防げる、という予防線的な対策。

数千以上のPVを持ち、それなりに著名なブロガーは、他のまだ小さいブロガーなら威嚇を感じるようなクソッタレコメントにも許容を持ちます。数千以上のPVがあればクソッタレは自然発生しますし、それに許容性がなければやっていけません。
 しかし、そうした大きなブロガーが、他のブロガーだったら威嚇を感じるようなコメント、単純には、「死ね」といったようなクソッタレコメントを放置しないでくださいということもあるのです。特に、大きなPVを持つブロガーはそのクソッタレコメントを結果的にまき散らすことも許容しているのです。それをやめましょう。

多くのアクセスを集めるようなブログのコメント欄が荒れるのを見て、「ああ、こういうコメントをしてもいいんだ」と勘違いしてしまう輩が出てくるのを防ぐ、ってのは、もうすでに遅い状況な気もしますが大事なことなのかも。

コメント欄より酷い状態になっているトラックバックでは、アクセス数が多い芸能人ブログや人気ブログの多くでトラックバックスパムを放置したがためにトラックバックとはそういうもの(トラックバックスパムが当たり前)という認識が広まってしまい、まともにトラックバックを使おうとする人がどんどんトラックバックに愛想をつかして諦めてしまうなんて状況になってしまいました。



このブログでは、コメント・トラックバックともに何の制限もかけていません。まあ、左柱で「誹謗中傷やスパム、話題と関係のないコメントやトラックバックは削除する場合があります。」と最低限な断り書きはしてあって、それに該当するコメント・トラックバックは削除していますが、相当に基準は緩いです。


コメント欄に制限をかけるかどうかは、コメント欄の秩序を保つためのコストがどれくらい掛かるか?かな、と考えています。普段はそんなに揉めるような話題を取り上げないのでそうそうコメント欄におかしな人は来ませんが、取り上げる話題によっては過激な人、おかしな人がコメント欄にやってくることもあります。コメントに対処するコスト(手間)が上がって、コメント欄が荒れたままになってしまうようなら、それなりに制限をかけることになるでしょう。

コメント欄を承認制にして、おかしなコメントを表に出さないようにすれば荒れた状態を見せずに済むのかもしれませんが、残念ながらはてなダイアリーにはその機能はなく、かといってそれのためだけに他のブログサービスに移るほどのことでもありません。はてなユーザーだけに限るのも、今現在もらってるコメントの多くがはてなユーザー以外であることから、設定するつもりはありません。




コメント欄が荒れてしまうのを防ぐための方法として、コメントの承認制が話題になっていますが、実際のところはその前段階として「無駄に人を攻撃するようなことを書かない」「ネットで何かを書くということは大勢の人に見られているということを自覚する」ってのがもっと重要なポイントだったりもします。過激なことを書けば、それに応じて反応も過激なものが帰ってきますし、友達と話す感覚で犯罪自慢や他人の悪口などを書けば逆に晒し者にされて吊るし上げられたりします。

コメント欄が炎上しても私はそれを書きたいんだ、という決意を持って書くなら仕方ないですが、そうでないのならネットで何かを書くというのはそれがブーメランとなって自分に戻ってくることもある、というのは認識しておかなくてはなりません。「私は書きたい放題書くけど、相手に攻撃されるのは許せない」と思っていても、相手はそんなこと考慮してくれません。



「3. ブログから離れたところに自分を受け入れてくれるコミュニティを持ちなさい。」ってのは、ブログひとつにのめり込んでしまう危険性の問題。気づいてみれば、ネット上だけでもいろんなコミュニティに属していて、他の場所での話題を別のコミュニティで話題にして自分の感覚のずれを確かめるなんてことはよくやってたりするけど、ブログひとつだけしか自分の世界がない、とかなるとそこが全てになってしまって、そこで否定されたら自分の全てが否定されたように感じてしまうなんてこともあるのかもしれません。



「4. できたらはてなブックマークのコメントや掲示板からのアクセスを気にするのはやめなさい。」これは、おそらくはてなブックマークコメントや掲示板からよせられる悪意のコメントのことを指しているのだと思うけど、そういうのはスルーが正解なのは分かっていても気にはなってしまうもの。それらに反論したり、やりかえしたりすることもできなくはないものの、気をつけないと更なる悪意を呼び寄せて炎上へまっしぐらになってしまうでしょう。

世の中、いろいろと悪ぶってみたり、とにかく罵声を他人に浴びせかけたい人なんてのもそれなりにいます。そんな人達をいちいち気にしていると切りがありません。コメントは参考になるものだけ受け取っておけば十分です。




ブログのコメント欄、ソーシャルブックマーク掲示板などでの反応ってのは、ブログを書く上で大きなモチベーションとなりうる一方で、その中には毒や不発弾が混じってたりします。対応を間違えると、大きなダメージを食らったりもしますから、どう対処するかはよく考える必要がある反面、反応ってのは自分が何か述べたことに対する鏡のようなものだってのも忘れてはいけない部分で、毒や不発弾が多くなってきたときには自分が述べたことを振り返ってみる必要があるのかもしれません。