地方や田舎とノマドワーキングはどう絡むか
「ノマドではじめる兼業農家: 304 Not Modified」を読んで。
地方や田舎みたいに仕事がどんどん減っちゃってる場所において、「ノマド」なワーク、場所を選ばないでできる仕事があれば、それを兼業にしていくという道。
うん、確かにそういう形はありそうだけど、現時点では「ノマド」なワークに必要とされる技能を持つ人ってのは地方や田舎には普通にはなかなか居なさそう。というのは、ネットとかPCとかの普及率が大都会>都会>>>>地方>田舎ってくらい違っちゃってるから。これはもう、10年くらい時代が違うんじゃ?ってくらい違っちゃってたりする。
もし、場所を選ばないでできる「ノマド」なワークがあるとして、そのワークが場所に囚われないのなら、それは地方でもできるけど都会でもできる。地方にそういうワークを引っ張ってくるには都会でそういうワークをしようとしてる人達に打ち勝つ何かが無いといけない。
そんなこんなでノマドなワーク実現に必要と挙げられていた項目について。
2.カフェ全店Wi-Fiポイント設置
田舎や地方であるかもしれない問題点として「カフェがない」。いや、ノマドなワーク、都会だとカフェとか自由な場所で無線ネットワーク環境使って・・・みたいなのを想像しがちですけど、別にカフェじゃなくてもコワーキングスペースみたいなものだったら、最低限として机と椅子とネット環境があればOKなので、そういうのでも。てか、兼業で仕事するのなら、別に自宅にネット環境あればそれでOK。
3.ノマドできるスキルを身につける
まあ、詰まるところここなわけですけどw そもそもそういうノマドな仕事がどれくらいあるのか? それはこれから増えていくのか、作っていくのか。そしてそういう仕事があったとして、それをこなせる人が地方に本当にいるのか?という。
地方や田舎でノマドワークをするってときは、もともとそこに住んでいる人達のスキルをアップさせて行うのか、外からノマドワークができるスキルを持った人を引っ張ってくるなり誘致するなりして行うのか。
前者だったら、そういうスキルをアップさせるような勉強会なりセミナーなり学校なりを立ち上げて実行して行かなければならない。都会部ではそういう集まりが盛んに行われているが、地方でのそういう動きはまだまだ少なさそうだし。
後者なら、まずはノマドワークを行うのに必要なスペース、コワーキングスペースを準備して、人を引っ張ってくるなり誘致するなり。周囲の環境、観光とか温泉とかそういうのと組み合わせて、短期滞在型のコワーキングスペースを作るとか。
とまあ、ノマドワーキングと地方、田舎についてつらつらと書いてみたけれど、ノマドワーキングって言葉はなんか意味合いが独り歩きしてる感があって、「場所に囚われずに仕事をする形態」なのか、「会社という場所に縛られて仕事する形態へのアンチテーゼ」なのかとかもやもや。
現状、地方で仕事しても、一部の業種やすでに正社員の地位を確保してる場合を除いて、まともな収入になる仕事はほとんどないので、何かしら場所に囚われないでできる仕事を探して兼業として実行する、ってのは、まさに私が現実問題として実行しなくちゃいけない道。考えることはいろいろあります。